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第99回全国高校野球選手権大会 組み合わせ決定! 秀岳館vs横浜 中京大中京vs広陵

2017年08月05日 | 高校野球

≪第99回全国高校野球選手権大会≫  ~甲子園~

第99回の甲子園大会の組み合わせが決まりました。

組み合わせ⇒ https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/sensyuken/2017/tournament/(日刊スポーツより)

今年もまた、これですべての舞台装置が整いました。
いよいよ決戦は、7日開幕です。
昨日の抽選会で、一番会場のどよめきを誘ったのは4日目第1試合、秀岳館vs横浜の強豪対決。
そのほかにも中京大中京と広陵の実力校同士の対戦や、
興南vs智辯和歌山という、両校の監督がともに春も夏も全国制覇を達成している名将という対戦も実現。
興味が尽きません。

そんな中で、ブロックごとの勝ち上がりを予想してみましょう。

今年は久しぶりに、3回戦までのブロックを最初の抽選で決めるという方式に戻った高校野球。
この方式では、ある意味「先が読める」大会になるため、予想もしやすくなりますね。
昨日の抽選結果を見ると、1回戦から登場のブロックに有力校がすべて入って、
初戦から厳しい激戦が展開されることが予想されます。
一方2回戦から登場のブロック。こちらにはAクラスの実力を持つ『優勝候補』は入っておらず、
『どこにでも等しくチャンスがある』ブロックとなっています。
こちらのc各チームの選手たち、『もしかしたらわが校にも・・・・』と期待が膨らんでいると思います。

そういった意味では「偏った」抽選結果になった今年の大会。
これだからノーシードの大会は面白いのです。
激戦のブロックに入った優勝候補たちは、勝ち抜いてきてもそれまでの戦いでかなり消耗してきていると思いますので、
2回戦から登場のチームたちが優勝をさらっていくという展開も十分に考えられます。

それでは、3回戦までの各ブロックごとの見どころを。



◇第99回全国高校野球選手権大会  各ブロック展望

【済美・東筑・藤枝明誠・津田学園・作新学院・盛岡大付・松商学園・土浦日大ブロック】

連覇狙う作新学院は投打に充実。初戦戦う盛岡大付も上位狙える戦力。済美、東筑などクセ者もそろう。

完全なる優勝候補は見当たらないものの、実力派がそろった印象だ。ブロック抜け最有力の作新学院はディフェンシング・チャンピオン。今年も先制パンチを浴びせる積極的な打撃と2枚看板の投手陣はAクラスの実力で、小針監督の采配もさえる。しかし初戦は選抜8強の盛岡大付だ。こちらも積極打法が光る強打線で、投手陣でも左腕三浦を軸に2枚そろい、東北勢としてはかなりの強豪。活発な打ち合いになるのか、それとも。一方で初日に組まれた済美と東筑の対戦も面白い。済美は速球派の八塚、東筑はサイドの石田と好投手がおり、どちらの打線が打ち込むのか。県大会で強豪を次々に破った東筑に、やや分があるか。その他では、打線活発なチームが多い。名門の松商学園と土浦日大は、どちらも似通ったチームで、試合は予断を許さない。東海の初出場同士、藤枝明誠と津田学園の試合も、実力的には互角なだけに、早く甲子園の雰囲気に慣れた方が優位に展開するか。
ブロック抜けは、実力的には作新学院。盛岡大付属が差なく続き、東筑、済美の可能性も十分といったところか。


◎ 作新学院 〇 盛岡大付 △ 東筑・済美 ▲ 松商学園・土浦日大・藤枝明誠・津田学園



【前橋育英・山梨学院・日大山形・明徳義塾・木更津総合・日本航空石川・開星・花咲徳栄ブロック】

関東の有力校目白押し。迎え撃つのは明徳義塾。予想もつかない激戦ブロック。果たして勢いに乗って勝ち上がるのは?!

優勝候補に名を連ねるチーム、実力派のチームが目白押しのブロック。前橋育英、明徳義塾、木更津総合、花咲徳栄の4校は、優勝まで駆け上がっても何ら不思議ではない好チーム。前橋育英は、4枚ががっちりそろう投手陣が自慢。今年のチームは抑えに安定感抜群で相手に失点を与えない丸山が控えており、140キロ超の速球を誇る本格派の皆川、吉沢らが思い切って飛ばしていけるところが強み。しかし打線は若干湿っており、このあたりが上位進出への課題か。明徳義塾は、馬渕監督が本気で優勝を狙うチーム。夏に向けて、抑えに指名した市川の投球が素晴らしく、前橋育英と同じように先発が最初から飛ばしていける。打線、守備にも穴がなく、上位を十分に狙って行ける。花咲徳栄も同じく2枚看板の投手陣と、破壊力抜群の打力が絡む。主砲・西川のバッティングには注目だ。木更津総合もエース山下で投はがっちり軸ができた。この両校を2回戦で当てるには惜しいと思えるほどの好勝負が期待される。一方他の4校にもチャンスあり。山梨学院は同じ関東勢の前橋育英に対して、どのように対峙していくか。スケールの大きさは買える。日大山形は前回出場時には準々決勝で明徳に勝っているだけに、その再現を狙う。日本航空石川、開星はともに打線が活発。打ち合いに持ち込んで波乱を狙いたい。



◎ 前橋育英  〇 明徳義塾・花咲徳栄  △ 木更津総合 ▲ 山梨学院




【聖光学院・おかやま山陽・早稲田佐賀・聖心ウルスラ・広陵・中京大中京・横浜・秀岳館ブロック】

2つの”優勝候補対決”がブロックの行方を決める。勝ち上がれば、優勝に近づく死のブロック

今大会の”死のブロック”は間違いなくここ。何しろ、2つの優勝候補同士の対決がブロックに含まれている。最大の注目は、秀岳館と横浜の対戦。秀岳館は2枚看板の田浦、川端がともに「大会屈指」の左腕。そこに自慢の強打線が絡み、守備の安定度も光るスキのないチーム。4季連続の4強どころか、今年こそは全国制覇を狙っている。一方名門、横浜は昨年同様に強打のチーム。県大会5本塁打の主砲・増田を軸に、万浪、長南らの破壊力は満点。この横浜の打線が秀岳館の2枚看板にどう挑むかが焦点だが、県大会を見る限り、秀岳館の投手陣が上回るとみるのが妥当。横浜打線は、145キロを超えるキレのいい球を内外角に投げ分ける田浦、川端を攻略するのはかなり難しいだろう。また、この両校の勝ち上がりで待つのは、中京大中京と広陵の勝者。両校ともに力はあるといわれながら夏までは実績を残せず、ここ3年では初見参のチーム同士。当然に甲子園経験者を揃えてはいない。しかし両校には試合そのものを変える力を持ったスーパースターがいる。中京大中京の主砲・鵜飼と、広陵の平元―中村の超高校級バッテリーだ。試合は中京大中京の打線が、いかに広陵のバッテリーを崩していけるか。実力的には全く互角。そのほかでは、11年連続出場になる聖光学院が、虎視眈々と8強を狙っている。投手陣の層が厚いのと、甲子園での戦い方を熟知しているだけに、一気に駆け上がることも考えられる。初出場のおかやま山陽、早稲田佐賀は、のびのびと戦い初勝利を狙いたい。甲子園未勝利の聖心ウルスラも同様だ。


◎ 秀岳館  〇 中京大中京・広陵  △ 横浜・聖光学院  ▲ 




【興南・智辯和歌山・大阪桐蔭・米子松陰・滝川西・仙台育英・日本文理・鳴門渦潮ブロック】

大本命・大阪桐蔭中心だが、刺客も多い。興南の宮城、仙台育英の長谷川の両左腕に期待。

強力な戦力を保持しながら、しぶとさも兼ね備える大阪桐蔭が春夏連覇を狙う。もちろんこのブロック、大阪桐蔭が中心になる。打ち合いになった時のド迫力は必見の価値ありのチームで、今年も甲子園を唸らせることは間違いがないだろう。この大阪桐蔭を追うのは、2回戦で対戦が予想される智辯和歌山、興南の勝者だが、特に興南の左腕の1年生エース宮城は、かなり面白い。大阪桐蔭を破るとすれば、彼のこわいものなしの投球が披露された時と予想する。智辯和歌山は、力はあるが同じ近畿勢で今季直接対決もあるだけに、この大舞台で力の差を埋めるのは難しいのではとみる。逆サイドで腕を撫す仙台育英の長谷川にも期待。チーム全体のしぶとさも兼ね備えられ、一発勝負では期待できるチームだ。ベテラン大井監督が最後の夏を迎える日本文理の戦い方にも注目が集まる。鳴門渦潮も、打線の力があるので大阪桐蔭への挑戦権を奪う可能性は大いにある。


◎ 大阪桐蔭  〇 興南・仙台育英  △ 智辯和歌山・鳴門渦潮  ▲ 日本文理




【北海・神戸国際大付・大垣日大・天理ブロック】

4校が横一線。どこが勝ちあがってもおかしくない激戦ブロック。

4校ブロックだが、どのチームも戦力が紙一重で抜けるチームはない。その激戦の中で、果たしてどこが勝ちあがってくるのか。最も可能性が高いのは、大垣日大か。エース修行は大崩れがないエース。打線の破壊力もあり、ベテラン坂口監督が自信を持つチーム。一方神戸国際大付はロースコアでのゲームを得意としており、戦い方の安定ぶりには定評がある。昨年準優勝の北海は、大西のような大黒柱はいないものの、全員がしっかりと打って得点を重ねていく打撃のチームだ。神戸国際大付の看板の投手陣を打ち崩すには、足や小技を絡めていきたい。
名門・天理は中村監督の下豪打の看板から、しぶとさを併せ持ったしなやかなチームに変身した。相手にとっては崩しにくい、なかなかの好チーム。4校それぞれに特色を持つチームだけに、楽しみなブロックだ。


◎ 大垣日大・神戸国際大付  〇 北海・天理  



【三本松・下関国際・明桜・二松学舎大付ブロック】

二松学舎が8強に向けて進撃か。三本松のエース佐藤も期待が大きい。

絶対と言える存在ではないが、二松学舎大付が勝ち上がりの最右翼。140キロ台を連発するエース市川は、制球力も身に着けて安定感抜群。打線もそこそこ打てる打線で、しっかりと勝ちを取っていく可能性が高い。対抗するのは三本松か。エース佐藤は好投手。しかし中軸を打つ打線では、県大会では全くの不振。もし彼が本来の打撃を取り戻せば、三本松はかなり破壊力のある打線となる。そこに期待。明桜は県大会決勝で負傷したエース山口航の回復具合がカギか。下関国際は、まずはしっかりと足を地につけて野球をやれば勝機も見いだせるはず。


◎ 二松学舎大付  〇 三本松  △ 明桜・下関国際



【明豊・坂井・京都成章・神村学園ブロック】

九州屈指の戦力誇る神村学園が有力。同じ九州の明豊、しぶとい京都成章にもチャンスあり

九州の有力校が2校入ったが、神村学園が断然有利。特に打線の破壊力は全国でもAクラス。投手陣は5人を揃えて継投のタイミングもばっちり。8強へ、死角はない。同じ九州の明豊は、夏にかけて打線の底上げが成功。脅威のチーム打率.423はあなどれない。接戦になったときにどういう戦いをすることができるかに注目。龍谷大平安を破って出場の京都成章は、しぶとく接戦をものにできるチーム力。初戦が神村学園と難敵だが、何とか突破したいところ。坂井はエース吉川の投球にかかる。粘りを見せると、アップセットもあり得る。

◎ 神村学園 〇 明豊  △ 京都成章  ▲ 坂井



【高岡商・東海大菅生・青森山田・彦根東・波佐見ブロック】

強豪連破の東海大菅生は、真価を問われる。彦根東の増居、高岡商と侮れない敵は多い。

今年全国的に注目を集めた早実、日大三を連破した東海大菅生。それが実力だということを、甲子園で示せるか。これまで東海大菅生は甲子園でほとんど実績を残せていないが、今年大ブレークの年にするためには、松本を中心とした投手陣が、西東京大会同様のピッチングを見せなければならないだろう。追っていく一番手は彦根東か。2年生左腕・増居の甲子園デビューが待ち遠しい。平安、滋賀学園、近江や大阪桐蔭を向こうに回して、ことごとく好投を見せるこのエースは、ひょっとすると今大会、大旋風を巻き起こすかもしれない。北信越の雄・高岡商は東海大菅生が初戦の相手。一昨年も初戦で関東一に敗れており、打倒東京勢の思いは人一倍のはずだ。青森山田も力を持っている。投打ともにバランスがとれており、自分たちの試合展開になれば負けないチームだ。


◎ 東海大菅生   〇 彦根東・高岡商・青森山田  △ 波佐見

 
 
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