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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

田口が統一王座。激動の2017年のボクシング界を、見事に締めた。

2018年01月01日 | ボクシング

≪THE WORLD TRIPLE TITLE MATCH≫  ~大田区総合体育館~

 ◇WBA&IBF世界Lフライ級王座統一戦 12回戦
  WBAチャンピオン          IBFチャンピオン
  田口良一(ワタナベ)〇 12R判定 ● ミラン・メリンド(フィリピン)  
             116-112
             117-111
             117-111

 ◇WBO世界フライ級タイトルマッチ 12回戦
  チャンピオン           同級1位  
  木村翔 (青木)〇  TKO  ● 五十嵐俊幸(帝拳)
          9回2分34秒  

 ◇IBF世界ミニマム級タイトルマッチ 12回戦
  チャンピオン            同級1位  
  京口紘人(ワタナベ)〇 TKO  ● カルロス・ブイトラゴ(ニカラグア)
            8回2分28秒


大みそか恒例の世界タイトルマッチ。

今年は顔ぶれがガラッと変わり、
なかなか面白い試合となりました。

田中との団体統一戦が流れたと思ったのもつかの間、
八重樫を倒したメリンドとの統一戦が組まれた田口良一。

6度の防衛を重ねて、
何かどっしりとした格のようなものを感じるチャンピオンとなってきました。

決して大口をたたくタイプではありませんが、
試合に入ると強気で前に前にと出ていくスタイルは、
観衆の共感を呼ぶタイプですね。

昨日の統一戦。
強い相手に対して、
田口は心配された立ち上がりに被弾してやや不安感を与えますが、
その後持ち直すと見事な試合の組み立てで強打のメリンドを完全に圧倒。

危なげのない試合展開で終始リードを奪って、
3-0の判定勝ちを収めました。
内容は「完勝」と言ってもいいような感じで、
今後がさらに期待されますね。

そして驚いたのが、
木村選手。

上海であのゾウ・シミンを破ったということで、
期待される選手ではあるのですが、
何しろワタシも彼の試合の中継を生で見るのは初めて。
「いったいどんなボクシングをするのだろうか」
と興味津々でしたが、
ここまで強い選手だとは思いませんでした。

さすがに完全アウェーの敵地でゾウを沈めただけのことはありますね。

この日は元世界チャンプの五十嵐が相手でしたが、
パンチの威力とスピード、そして前に出る圧力で、
最初から試合の主導権を握りました。

五十嵐の試合は結構何回も目にしているのですが、
やはり世界チャンプだったころからはピークアウトしちゃった感じで、
動きやパンチに冴えがみられなかった感じがしました。

木村は五十嵐をとらえると、
次々にパンチを繰り出して、
休ませることをしませんでしたね。

堂々の世界戦勝利だと思います。

フライ級戦線ですから、
比嘉をはじめとする日本人チャンプもいますし、
なかなか面白い戦いになってきそうな気がする2018年です。
いったいどんなマッチアップが、今後みられるのでしょうか。

そういえばフライ級では、
井岡一翔が引退を表明しました。
モチベーションがないということで、
まだ28歳ながら「早い引退」を決意したそうです。
まあ、復帰に含みを残したということで、
今後の動向が注目されますね。

実にまあミニマム級の京口選手も、
初防衛に成功しています。


ということで、
2017年を締めくくった田口、木村の両選手の2018年が、
とても楽しみになってきました。

前日の井上尚弥、拳四朗、
そしてこの日の3人。

世界戦は日本人チャンプの5連勝で幕を閉じました。

2018年のボクシング界がどうなっていくのか?
ボクシングの神様のみぞ知るところですが、
私たちをワクワクさせるマッチアップ、
期待しています。





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