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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

井上尚弥 心配を残しながらも、格の違いを見せてKO防衛!

2016年09月05日 | ボクシング

≪WBO世界Sフライ級タイトルマッチ 12回戦≫ ~神奈川県座間市~

チャンピオン                挑戦者・3位
井上尚弥(大橋) ◎ 10R 3分3秒KO ● ペッチバンボーン・ゴーキャットジム(タイ)


世界に誇る日本のスーパーチャンピオン、
井上尚弥のこの階級での3度目の防衛戦が座間市で行われ、
10RのKOで見事防衛を果たしました。

しかし、
勝ってもチャンピオンの口から出るのは反省の言葉ばかり。
そして、
まったく笑顔もなく、まるで敗者のようなたたずまいになってしまいました。


試合自体は、
井上チャンプが負けるということをイメージしたシーンは一度もなく完勝でしたが、
心配されたコンディション面で、
拳とともに腰を痛めていたというのが判明。

そんな悪コンディションの中であの試合ができるのはすごいのですが、
やはり目標をさらに高く・遠くにおいている井上にとっては、
この試合は不満ばかりが残る内容なのでしょう。

確かに前回の防衛戦でも、
試合中に拳を痛めて左一本で戦ってみたり、
どうもあの鮮烈のナルバエス戦(2RKO勝ち)で拳を痛めて以来、
故障がつきものになってしまっているところには不安を感じざるを得ません。

あの浜田剛史ではないですが、
『あまりにパンチが強すぎて拳が付いていかない』
ということで短命になってしまうことだけは、
避けなければなりません。

しかも今回は腰もやってしまっているということ。
勝ったとはいえ、
心配が尽きない防衛戦となってしまいました。

テレビ局のあおりで大橋会長が、
試合直後にPFP(パウンド・フォー・パウンド;全階級で最も強いと評価されるボクサーの評価基準)の世界NO1ボクサー、
ローマン・ゴンザレスとの対戦交渉に入るということを示唆していましたが、
この体調では果たしてどうなのでしょうか?

正直に言うと、
井上が絶好調ならばロマゴンとも5分5分で戦えるとワタシは思っていて、
仮に負けたとしてものこビッグマッチの場合は敗者にも得るものが大きく、
その評価は下がらないと思っています。

そのため、
本当にこの対戦を心待ちにしているのですが、
昨日の試合を見る限りでは、
井上のコンディションが悪すぎて、
やはりロマゴンと現在の感じのまま戦うのは、
反対と言わざるを得ません。

だからと言って拳のケガって、
完治するものなのだろうか?
そんな疑問もわいています。

井上の大ファンだからこそ、
昨日の試合には、
なんだか苦いものしか残りませんでした。

”日本が生んだ不世出の大スター”
になる可能性が高いこのボクサーが、
どうか能力の限界まで出しつくせるように、
祈っています。


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