ようやくWBCの余韻が冷め始めて、
通常モードに戻りつつあります。
金曜日にはサッカーの代表戦があり盛り上がっていましたが、
ワタシはお隣の秩父宮で雨の中ラグビー観戦。
ちょっと厳しかったなぁ。
そんなこんなで、
ようやくワタシのホームグラウンドとも言える高校野球、選抜に気持ちが戻ってきた感じです。
気がついてみると、
まだ初戦が終わっていないところもあり、
まだまだ盛り上がりはこれからって感じで、
遅ればしながら参戦です。
さて、
昨日の試合の中では、
第3試合の作新🆚英明が熱かったですね。
英明は昨秋の四国大会優勝校にして今大会の初戦では智辯和歌山を破っていて、
快進撃も予想された好チーム。
対する作新は初戦を自慢の打線で打ち勝ったものの、
明らかに投手陣に不安を残す感じの戦い方で、
ワタシは戦前、英明の6-3ぐらいの勝利を予想していました。
試合は中盤までロースコアの接戦で進んだものの、
6回に英明が3点を勝ち越し。
しかしよく言われるように、
点が入り始めると試合が動き出すの「野球の格言」通りの試合になり、
7回からは一気に打撃戦に。
7回表に2点を返した作新は、
8回英明が満をじして投入したエース下村を連打の嵐で打ち崩します。
下村は初戦、
あの智辯和歌山打線をほぼ完璧に抑え切るナイスピッチングを見せましたが、
この日は作新打線に引き付けられて強いライナー性の当たりを飛ばされて崩され4失点。
作新が7-4と逆転しました。
しかし粘りが信条の英明もここから反撃。
1点を返したのち、
バッターはここまでヒットのなかった百々。
百々が内角の速球を振り抜くと、
打球はグングン伸びて、
ライトスタンドに突き刺さる逆転の3ラン。
見事な英明の逆転に甲子園は沸き、
9回のマウンドにはその百々が上がりました。
完璧に英明の勝ちパターンに入ったこの試合、
まずは作新のNO1バッター、磯を迎えます。
ここで百々はキッチリゴロに打ち取りワンアウト。
流れから言ってこの試合はここで終わりかと思いましたが、
作新もここから粘りを見せ斎藤が四球を選び出塁。
ここで迎えた5番武藤。
ここまでヒットのなかった武藤が捉えた打球は、
弾丸ライナーでレフト中段に突き刺さる、
まさかまさかの逆転2ラン。
逆転弾には逆転弾で返すなんて、
見たこともない展開になりました。
そして迎えた9回裏。
若き名将・小針監督は、
なんとここで初登板の小川をマウンドへ。
なんとも大胆な采配にまた甲子園は「ほーっ」というため息に包まれましたが、
小川は1死2塁のピンチを作り、
さらに福富をマウンドへ。
この福富がなんとか後続を抑えきり、
作新が9ー8という大激戦を制し、
この大会の8強に一番乗りを果たしました。
いやぁ
疲れる試合でした。
両チームともに、
まさに死力を尽くした戦いでした。
作新は例年の如く、
春のこの時期なのでチームとしてはまだまだ出来上がっていない感じですが、
全員で戦い切るという覚悟みたいなものが感じられました。
選抜8強なんて、
考えても見なかったのではないでしょうか。
英明は選抜の初勝利を挙げ、
いい大会だったとは思いますが、
今は悔しさしかないでしょう。
しかし甲子園で勝ち進んでいくことの難しさを、
感じているんじゃないでしょうかね。
智辯和歌山を破り上位進出は確実かと思われていましたが、
毎試合ベストの試合ができないのが甲子園の全国大会。
この壁を破るというのが、
さらにチームを上に行かせるためのミッションになってくることでしょう。
夏以降のこれからのチーム、
楽しみになってきました。
ということで、
今日は雨で2時間の順延。
さて、
続々と8強が決まっていきます。
やっぱり甲子園は、
面白い。