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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

全日本大学野球選手権 4強激突!  決勝は慶大vs福井工大

2021年06月13日 | 大学・アマ野球

≪全日本大学野球選手権大会≫ ~神宮~
【準決勝】

第1試合 慶応大 10-6 上武大
第2試合 福井工大 2-0 福岡大





さあ、準決勝までやってきました。
2年ぶりの大学野球選手権大会。

第1試合では優勝候補筆頭、総合力の慶大に、
打線で勝ち上がってきた上武大が挑みました。

慶大は3回に相手のエラーでランナーを出すと、
すかさず主砲・正木がレフトに弾丸ライナーで叩き込み先制。
幸先よく試合の主導権を握りました。

しかし打線で勝ち上がってきた上武大はすかさず反撃。
5回に進藤の2ベースからチャンスをつかみ1点を返すと、
6回にはその進藤が2死満塁からレフトに逆転満塁弾。
一気に5-2とリードして後半戦を迎えました。

しかしここから慶大は粘りを発揮。
6回すぐに1点を返すと、
7回には相手守備の乱れからキャプテン・福井の逆転タイムリーが飛び出して6-5と試合をひっくり返しました。

8回に入り上武大は主砲・ブライトが詰まりながらのタイムリーを放ち同点。
更にその裏のトップバッターの打球を、
ブライトがフェンスに激突しながら好捕した時には「流れは上武大かな?」と思いました。

だが六大学のプライドで慶大はここから再度の粘りを見せ、
主砲・正木が2死2・3塁のチャンスに乾坤一擲のレフト前2点タイムリーで試合を決めました。

正木はこの大事なゲームで4打点の大活躍。
流石に六大学の主砲にして、
今秋のドラフトの目玉候補だけありますね。
対応力が違いました。

慶大は10年ぶりの決勝進出にして、
34年ぶりの栄冠に王手をかけました。

今年は投打のバランス感覚が抜群のチームで、
決勝は左腕の増居がしっかりと残っている状況ですから、
これまで通りのゲーム運びをすれば栄冠はすぐそこにあるでしょう。

一方の上武大。
今年のチームは打力がいいとの前評判通りの勝ち上がりでしたが、
この準決勝では守備のミスが続発して、
流れを手放してしまいました。

記録に表れないミスも含めると、
5,6個は守備のミスをしでかして、
それがことごとく慶大の得点につながってしまうという悔しい敗戦でしたね。

しかも私見ですが、
エラーした選手がいつも下を向いてしまっていたのは、
チームとしては気持ちのたてかえが難しかったのではないでしょうかね。

秋の明治神宮大会までは、
守備の強化を谷口監督は重点課題にするのではないでしょうかね。


そして第2試合。

いずれも決勝に進出すれば初となる名門校同士の戦いでした。
ここまで打線が爆発して勝ち進んできた福井工大は、
その勢いそのままに福岡大の先発・藤松の立ち上がりをとらえて3本のヒットで初回に先制。
福井工大ペースの試合になるかと思われました。

しかしここまで3試合でわずか2失点の福岡大は、
先制点を許した後、先発・藤松が力投し、
しっかりとした守りからリズムを作ることで、
中盤~終盤にかけては完全に福岡大のペースで試合は進みました。

福井工大としては嫌な流れの展開。
しかしこの準決勝は、
福井工大の投手陣が踏ん張りを見せました。

2回には2死2塁からセンター前ヒットでホームをついたランナーを、
センター佐藤が見事なレーザービームのストライク送球で生還を許さず。

6回には1死満塁のピンチで注文通りの6-4-3のゲッツーで抑え、
7回も1死3塁から得点を許しません。

結局福井工大は、
祝原―立石とつなぐ「大阪コンビ」の好投で福岡大に1点も許さず完封。
2-0でこのしのぎ合いを制し、
いよいよ決勝に進出してきました。

打つだけではなく、
しっかりと守れるチームということを見せた福井工大。
素晴らしいチームに仕上がってきています。

この決勝は初優勝ということ以上にに、
大会中ちょっぴり話題になっている、
130キロもある『超巨漢監督』下野監督が、
果たして胴上げされるのか否かも注目されます。

なんだか怖いもの見たさで、
見てみたい気もしますね。
本気で上がるのか~??


さあ、『梅雨の祭典』もいよいよ決勝を残すのみ、
ワタシは昨日準決勝を観戦に神宮まで足を運びましたが、
『やっぱり面白いわ~~~』
と感激して帰ってきました。

それはそうと、
ワタシ本当に久しぶりに「絵画館前を通って信濃町に至る」ルートで帰宅し(行きは通常の地下鉄ルートでした)、
その道すがら久しぶりに『日の丸球場』『こぶし球場』などの草野球上のわきを通ったのですが、
見事に『東京オリンピック仕様、ウォーミングアップ用陸上トラック』に変わっていました。
知らなかったから、
「驚いちゃったな、も~~」
って感じでしたね。

外苑は車の規制も始まっていますし、
東京オリンピックのことを、
なんだか改めて意識してしまう感じでした。


ということで、
今日も天候は晴れ。

「梅雨の祭典」とは言いながら、
なんだかしっかりと日程を消化できるイメージの強いこの大会。
今年もまた、
順延なく決勝までやってきました。

野球の神様、そしてお天道様、
今年もありがとうございました。

さ~これから、
「究極の野球小僧」たちの最後の一戦、
見るとしますかね。




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