《WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ》
チャンピオン 挑戦者2位
井岡一人(井岡) KO ウィサヌ.ゴーキャットジム(タイ)
9回2分51秒
井岡が、いい流れを引き継いで万全のKO勝ち。
一昨日の内山から、この日の宮崎と続いた世界戦KO勝ちの最後を締めて、
見事な戦いぶりを見せてくれました。
やはり井岡は、
強かった!
前半はサウスポーのウィサヌにやや戸惑いを見せているのかなぁ。。。
と思っていたのですが、
中盤からはしっかりと距離を把握して『井岡ワールド』に引き込んで行きました。
最後は内山と同じく
『ボディ一閃』
での悶絶KOでした。
魅せる勝利で、
ファンも納得の防衛戦となりましたね。
見事、見事。
さて、気になるのは、
今後井岡がどういった防衛ロードを歩んで行くのかということ?!
内山、山中らと並んだ【日本ボクシング界のエース】として、
どういった戦いを見せてくれるのかということです。
日本でもWBO.IBFの2団体が正式に認められ、
これからは『世界チャンピオン』というだけでは世間にアピールする事は難しくなってきているボクシング界。
せっかくチャンピオンになっても、
世間の目には触れることもなく消えて行ってしまうボクサーが多数出てきてしまう事が、
予想されています。
もちろん、今でもその兆候は見て取れますが。
チャンピオンになっても、
昔のようなファイトマネーなど、
夢のまた夢。
望むべくもありません。
テレビでタイトルマッチが放映されない事もしばしば。
そんな中ボクサーとしての存在感を示すには、
やはり
『マッチメイク』
にこだわっていくしかないのでは。。。
と思っています。
平たくいうと、
『記録より記憶』
がより重要な時代になってきたのではということです。
これまでの日本ボクシングの歴史をひもとくと、
『日本人同士の因縁の戦い』
が、最も盛り上がる事は明らかですね。
薬師寺 辰吉
畑山 坂本
内藤 亀田兄弟
など、
今だに多くの人の記憶に残る激戦は、
やはり因縁の戦いが多いですよね。
井岡も、
印象に残っていると言えば、
昨年の八重樫との統一タイトルマッチですね。
『世の男どもはみんなボクシングファン』
とも言われていたほど人気があった昔と違い、
今やボクシングファンは世間的にはごく少数で、
一般の人からはなんだかかけ離れてしまっている印象すらあります。
そんな一般の人達に、
海外のものすごいボクサーを『このボクサーは本当に凄い』と言っても、
なかなか認知してはくれません。
外国人ボクサーというと、
今だに世間ではタイソンやアリの名前ぐらいしかあがってこないのが現実です。
『いつの時代の話だよ~』
と叫んで見ても、
その言葉は虚しく響くだけ。
(20~30年、時は止まってしまっているかのよう)
チャベス、デラホーヤ。。。
パッキャオ、ドネア 。。。
ボクシングファンにはおなじみでも、
興味のない一般の人たちにとっては、
『誰?その人?』
ぐらいの認識です。
だからこそ、
井岡を含む日本のチャンプたちには、
どう盛り上げていったらいいのか、
という事をしっかり考えた路線を歩んでいってもらいたいと思っています。
まぁ、必ずしも『日本人同士のでやれよ~』
と言っている訳ではないのですが。
いずれにしても、
井岡は『ホンモノ』だけに、
道を間違えないで欲しいという事だけは願っています。
『こいつ誰??』
という相手ばかり選び防衛を重ねたり、
『日本人初の〇〇階級制覇』
なんていったって、
世間ではその価値は本当に低く、、
言ってみたところで、『へ~』
ぐらいのものです。
やっぱり、
『あの試合、すごかったなぁ』
と世間に言わせてなんぼです。
そんな時代になってきたと思っています。
一部では、
『どうせやらせでしょ?!』
なんて聞き捨てならないことを言う輩もいますしね。
誰かさんのせいかもしれませんが。。。。。
悲しいことです。
まぁ、ただの1ファンの戯言にすぎないのですが、
いつまでもファンをワクワクさせる存在であり続けて欲しい、
そう心から思っています。
ボクシングって、
ビッグマッチが決まると、
何ヶ月も前からワクワクして、
その日を今か今かと待ちつづけてしまいます。
そんな気持ちにさせて欲しいなぁと、
歓喜に沸く井岡陣営を見ながら、
思った夜でした。
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