≪全日本大学野球選手権大会≫ ~神宮~
【準々決勝】
第1試合 上武大 11-3 東農大北海道
第2試合 慶応大 5-3 関西学院大
第3試合 福井工大 17-8 名城大
第4試合 福岡大 1-0 国学院大 (延長10回TB)
さあ、”梅雨の祭典”第70回全日本大学野球選手権も、
4強が決定しました。
優勝候補に挙がっていた慶大と国学院大は、
明暗を分けた形となりました。
慶大は関学大のドラフト有力候補のエース黒原を初回から叩き、
常に試合を優位に進めて5-3の勝利を収めました。
分厚い層を誇る投手陣は、
初戦では森田が、そしてこの準々決勝では増居が好投。
相手の攻撃をしのいで準決勝進出を決めました。
戦いぶりは安定していて、
しっかりとした勝ち方ができる今年の慶大を象徴するような勝ち上がりです。
一方の雄、
東都代表で初出場の国学院大。
初戦では強豪の富士大に対して逆転勝ちを収めましたが、
この日は福岡大の誇るエース村上を打てず。
タイブレークの末サヨナラ負けを喫して敗退となりました。
昭和から平成にかけて、
東都代表といえば優勝か準優勝が当たり前の時代がありました。
しかし平成25年を境に、
ここ8大会全く決勝に進出できなくなってきてしまいました。
「1勝して準々決勝敗退」が定番になってきており、
今年の国学院大もこの壁が破れませんでしたね。
「戦国東都」としては、
この状況は由々しき事態だと思います。
何とか来年は打破してほしいものです。
だってその前の平成元年~25年までは、
25回の大会で決勝進出なんと20回、
そして優勝が12回だったんですから。。。。
「最近はどうしちゃったんだよ~」
って叫びたくなる気持ち、わかるでしょ。
その国学院大を破った福岡大、
今年のチームは村上・藤松の投手の2枚看板をそろえて、
いい戦いをしますね。
今大会に入っても3試合で失点はわずかに2。
守りの野球で、31回目の出場にして初めての決勝進出を狙います。
そのほかの2チームは、
この大学選手権でしっかりとした足跡を残している「新興名門」のチーム。
上武大は62回大会で初優勝を飾り、
その後64,65,66回と3大会連続で4強に進出する強豪。
谷口監督の下、
最近ではたくさんのプロ野球選手も輩出する名門です。
今大会では初戦に西日本工大の左腕・隅田に大苦戦。
わずか4安打、14奪三振を奪われる苦戦もなんとか1-0で逃げ切り、
その後は桜美林大を逆転で下し、
この日の準々決勝は東農大北海道に対して打線が爆発。
毎回得点の11-3で快勝し、準決勝まで上がってきました。
上武大としては、
ここまでは「順当」に上がってきたという感じでしょう。
勝負はここからという感じです。
準決勝は慶大が相手。
先発にはエース森田が予想されます。
層の厚い投手陣を駆使し、
何とか慶大の攻撃をしのいで、
強打線の爆発に賭ける展開になりそうです。
初優勝から8年、
その間3度も阻まれてきた「準決勝の壁」を突破して、
決勝進出を果たすか。注目されます。
そして今大会絶好調でここまで駆け上がってきたのが福井工大。
今年の大学選手権の「台風の目」となっています。
何せ3試合連続の二けた安打。
おまけに3試合連続でホームランも飛び出していて、
打線は絶好調といえるでしょうね。
今回が43回目の出場となる福井工大。
もちろん頂点はありません。
決勝進出の経験もないので、
今年はまさに千載一遇のチャンス。
自慢の打線が火を噴けば、
チャンスは広がっているといえそうです。
準決勝では福岡大との対戦となります。
「投の福岡大」に対して「打の福井工大」がどんな戦いを挑むのか。
非常に面白い対戦となりそうですね。
ということで、
4強が決定。
今日1日の休みを挟み、
準決勝、決勝が土日に神宮で行われます。
ワタシも2年ぶりに出かけるこの大舞台、
胸の高鳴りを抑えきれません。
「大学野球のだいご味」を存分に味わえる準決勝、決勝になるのは間違いないでしょう。
大学まで野球をやり続ける「究極の野球小僧たち」の奏でる大会。
その本気度、
高校野球にも全く負けることはありません。
さあ、どんな結末が待っていることでしょう。
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