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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

WBC世界Sフェザー級タイトルマッチ  三浦隆司  強くなったなあ・・・・

2014年11月23日 | ボクシング






≪WBC世界Sフェザー級タイトルマッチ12回戦≫ ~横浜国際プール~

チャンピオン                  挑戦者・1位       
三浦 隆司(帝拳)  〇  TKO  ●  E.プエルタ(ニカラグア)    
              6回 2分15秒  


≪WBC世界フライ級タイトルマッチ≫

チャンピオン                    挑戦者・8位
ローマン・ゴンザレス  〇  TKO  ●  R.フエンテス (フィリピン) 
               6回 2分11秒    



年に一度のWOWOWのボクシングの祭典『WOWフェス』 。

今年はダブル世界タイトルマッチに、
【ボンバーレフト】三浦隆司と【世界最強】ロマゴンことローマン・ゴンザレス選手が登場し、
両者見事なKO勝ちを収めてくれました。


会場は『横浜国際プール』。

この会場、
我が家からは近くて行くのはすごく便利なのですが、
何しろ【プール】ですので、
『はて、いったいどんな会場なのかしらん・・・・?』
と興味津々で出かけていきました。

会場につくと、
開場寸前という時間だったのですが、
なんだかすご~く牧歌的で、
会場入りの列もまあ、まばら。

もともと【プール】ですので、
たくさんの水着を持ったジュニアたちも散見され、
『う~ん、ボクシング世界戦の雰囲気じゃねえなあ』
っていう感じでしたが、
なんだか楽しげではありました。




まず登場したのは、
9月5日にあの八重樫との激闘を制してフライ級のベルトを巻き3階級制覇を達成した、
【世界最強】の称号をほしいままにしているプロ・アマ未だ無敗のロマゴンこと、
ローマン・ゴンザレス選手。

このロマゴンさん、
本当に素晴らしく強く、そして謙虚な選手なんで、
日本でもとてもファンの多い選手です。

前回は八重樫との試合だったので、
所謂『相手選手』としてみていましたが、
今回は『応援する選手』としてみていたため、
ま~安心して楽しめたこと。

あれだけ強いと、
もう試合内容は『いつKOしてくれるのか』ということだけ。

この日の試合も、
結構強い相手であるフエンテス選手に対して、
初回から絶妙な距離のつめ方とプレッシャーのかけ方でじわじわと追いつめ、
そこからフェイントを入れつつ『ごっつ~すげ~』パンチをたたきこんでいきました。

そして6回。

機を見るに敏なロマゴンさん、
チャンスで一気にスパーク。

あっという間にTKOでフエンテスを葬り去りました。



『強い!強い!本当に強い!!』

これしか言いようがありませんね。

なんだかあおられて、
『井上とやりたい』
なんて言っていましたが、
もし実現したらこれはまさに【世紀のタイトルマッチ】になりますね。

こりゃあ、
チケット獲れそうもないや・・・・・と思います。
(ちなみに来る12月30日に行われる井上、八重樫、村田、リナレス……の”スーパー興行”のチケット、初日で完売だそうです…すげえ!!)


さて、
そしてこの日のメインイベント。

三浦隆司の防衛戦です。

事前の予想によると、
なんだか相手のプエルタ選手、
結構強そうだ・・・・なんてことが言われており、
『1年ぶりの防衛戦』になってしまった三浦選手に、
一抹の不安を感じながらの観戦となりました。

しかしリングに入場してきた三浦選手、
なんだか今までと違って、
顔つきが素晴らしく締まって、
チャンピオンの風格をたたえていました。

その表情を見たとたん、
『これは行ける』
と即座に思いました。

それほどのいい表情でした。







そして試合開始。

序盤はやや硬さの見える動きでしたが、
1Rに左の強打で”まさかの”ダウンを奪いペースをつかみました。
三浦が『左一辺倒ではない。右やディフェンスも鍛えてきた』と言っていた通り、
そこからは右がしっかりと当たりだし、
そこに左のボディから左右の連打と、
しっかりと試合をコントロールしていきました。

徐々に『三浦が何ラウンドでKOするか』
ということに興味が移ってきた6R、
『ボンバーレフト』が炸裂。

相手プエルタはそこで耐える力は残っておらず、
あっという間のTKOでV3を達成しました。


三浦選手。

強くなりましたねえ。

ちょっと前までは、
『左の強打が”売り”の選手だが、右は出ないし足もベタ足。”打ち合い上等”の展開になれば・・・・』
なんていう印象のある選手でした。

しかし、
厳しい敵地での世界戦を何度か経験するうちに、
見事に自分の殻を破って、
素晴らしい世界王者に成長してくれましたね。

昨日の戦いぶりなら、
どんな選手とやっても大丈夫だという気がします。

世間では”KOダイナマイト”内山選手との再戦が取りざたされていますが、
冷静に見て三浦選手は今上り坂の最中ですから、
4年前の世界戦で戦った時とはもう、
両者の力関係は完全に『その時のもの』ではないと断言できます。

『その時の両選手のコンディションや、試合の入りなどによって、どちらに転ぶか全くわからない』
試合でしょう。

ワタシの見たところ、
『やや三浦に分があるか』
とさえ思っています。

それほど三浦の成長は急激だということですね。

これからの防衛ロードが、
本当に楽しみですね。


それにしても、
『横浜のプールでのボクシング』
なかなか面白いものがありました。

またやってほしいですね。

楽しい『3連休の1日』となりました。


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