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速報 東海大相模・門馬監督が退任

2021年07月01日 | 高校野球

~スポーツ報知より~

今春のセンバツを制した東海大相模(神奈川)の門馬敬治監督(51)が、今夏限りで退任することが30日、分かった。


青天の霹靂とはまさにこのこと。

今年のセンバツを制した東海大相模の名将、門馬監督が今夏限りで監督を退任することがわかりました。

まだ51歳、
ようやく名門の完全復活を遂げ、
これから大阪桐蔭と並んで東西の横綱という位置づけで「黄金の10年」を迎えるはずだった名将の突然の退任劇。
本当に衝撃が走りました。

ライバル横浜が渡辺監督の退任後ごたごたして相対的な力を落としてきたことで、
浮上してきたのが東海大相模でした。

もともと「外弁慶」的に甲子園に出場すると実績を残していましたが、
その甲子園への道がとてつもなく遠い神奈川の高校野球。
東海大相模のとっては長く「目の上のたんこぶ」だった横浜は、
選抜などで実績を残してもなお、夏の神奈川では超えるのが難しい強大な壁として存在していました。

しかしここ数年、
その横浜に対しても精神的に優位に戦っているとみられる東海大相模の選手たちの姿が見受けられました。
ここ3年では東海大相模が6季連続で県大会を制覇、
41連勝を記録し、
「神奈川で負けない東海」
が具現化してきたところです。

最近の高校野球、
昔と違って監督も長期に指揮を執ることが多く、
年齢を重ねて60代ぐらいまで指揮を執る監督が多数です。

そしてその名将たちは、
40代、50代にピークを迎えることが多いと感じています。

平成に入る30年ほど前までは、
60代の監督はほとんど見受けられず、
30代~40代が監督としてのピークだったように思われるので、
1時代を経た令和ではかつてより10年ぐらい監督の年齢も”あと倒し”になっている感じがします。

門馬監督も、
30歳で監督に就任して以来、
30代、40代と辛酸をなめながら研鑽を積み、
この50代で大輪の花を咲かせるのではないかと思っていました。

健康上の理由が大きいと記事にありますが、
ファンとしては何とも、惜しいなあ・・・・・
そんな思いしかありません。

後任はあの巨人ドラ1の原さんだそうです。
現在東海大静岡翔陽の監督だそうですね。
さてどんなチームになっていくのか。

高校野球の監督って、
本当に難しいと思います。

どんなに勉強熱心な人、
リーダーシップがある人、
選手時代の実績がある人でも、
名監督になれるとは限りません。

そして「名監督の定義」とは何なのかと問われると、
答えに詰まってしまいます。

素晴らしい選手、部員たちを育てて大学、社会に送り出した監督が最も名指導者なのでしょうが、
部外者としてみているとそれでも大会で実績を残せなかった監督を、
名監督とは呼びません。

名監督にして名指導者、
そんな人はなかなか存在しないといってもいいのかもしれません。

しかし「この人に託す」と言える人は、
素晴らしい監督なんでしょうね。

門馬監督。

今年は春のセンバツを制して、
3度目の「春夏連覇への挑戦」の権利を持っています。

あの大阪桐蔭との対戦も、
去年の交流試合でこそ実現しましたが、
夏の甲子園で雌雄を決する試合をやってこそ、
人々の心に残るものだと思います。

さあ、
最後の夏に向けて、
頑張ってください。

夏二度目の優勝を果たしてこそ、
笑顔で退任できるはず。

今年の夏、
風雲急を告げてきました。

神奈川が、
そして甲子園が熱く燃える夏になりそうな気配、
濃厚です。




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