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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

末は糸井か、柳田か?

2015年06月26日 | プロ野球

またまたライオンズネタ。
ちょっとご容赦を。

昨日のSB戦は、
投手層の厚さの違いを見せつけられて打撃戦を制することが出来なかった西武ライオンズ。

しなしながら、
一昨日の満塁アーチに続き、
昨日もホームランと同点2塁打という大活躍を見せてくれた男がいます。

それが木村文紀。

2007年のドラフト1位で西武に入団した逸材で、
2012年までは150キロ投手として期待されていましたが芽が出ず。
2012年中に打者に転向して実質3年。

そんな選手です。


何しろこの木村選手。

埼玉県の高校球児(埼玉栄高校)時代から、
その投打にわたる活躍は際立っていて、
地元だったこともありワタシは、
『何とか木村を指名してくれ』
とドラフトで願っていた選手でした。

しかしながら、
ワタシはその頃から『野手として育ててほしい』が強い願い。

何しろ県大会を見ていると、
投球よりもその打撃センス、
そして身体能力にほれぼれしてしまっていたからです。

野手として英才教育を施せば、
それこそ秋山幸二の再来になるかと期待していた選手。

大谷クン出現前の、
『元祖二刀流』
という選手でした。

入団年からも分かる通り、
彼は『マーくん世代』の一人。

数多いるマーくん世代の中で比べると、
投手としての潜在能力は、
『球は速いものの、どう見てもトップを取れるほどの選手ではない』
と見えましたので、
『野手として育てろよ~~~』
とず~ッと思っていました。

その木村投手
結局のところ成長することが出来ず、
5年以上の歳月をかけて、
ようやく野手として再出発することになりました。

1軍でチームの軸となって活躍する投手、
高校出だったとしても、
1年目からキラリとしたものを見せてくれるものだと思っています。

西武で言えば、
松坂や涌井など、
1年目から1軍でバリバリ投げた投手をはじめ、
今で言えば2軍ながら高橋光成投手や相内誠投手などは、
『必ず近い将来1軍でバリバリ活躍する選手』
の匂いがしますね。

でも木村投手は、
『未完の大器』
で終わる匂いが、
1年目から発せられていました。

もちろんそこから『大化け』する選手もいるにはいるのですが、
その確率はとても低いと思います。

であれば、
『野手としてそのバッティングセンスと身体能力の高さを生かすべきじゃないのか?』

ずっとそう思っていたので、
『木村野手転向』
のニュースを聞いた時は、
本当にうれしかったですね。

既に6年目の選手だったのですが、
『まだまだこれから』
と思っていました。

現に転向元年の2013年、
1軍での試合に出場した木村はレフトにライナーでぶち込むアーチをかけ、
ライオンズファンの度肝を抜きました。

これを見てワタシ、
『よ~し、ライオンズの外野は、この先10年だいじょうぶだ~』
と思ったのですが、
さすがはプロ野球の世界、
そう甘くはありませんでしたね。

その2013年、
そしてブレークが期待された2014年、
木村は1軍の質の高い投手の攻めに悩まされ、
なかなか活躍することができませんでした。

木村に期待する首脳陣にはたくさんの”機会”を与えてもらっていたものの、
それをものにすることは出来ず。

そのあたり、
なんだか巨人の大田泰示選手とダブって見えたこともありました。

結果を出せない木村選手に対し、
この2015年は、
その”機会”すらも段々と取り上げられ、
木村が打席に立つ機会は、
4,5,6月とほとんどありませんでした。

主な役回りとしては、
守備固めや代走での試合後半の出場。

そんな使われ方をしているにもかかわらず、
『木村の為にあけていた』
はずの7番ライトのポジションはいまだに固定できず。
誰もそこに入ることができない『日替わり』のオーダーとならざるを得ませんでした。

要するに、
西武の7番ライトは、
まだレギュラーの選手はいないということです。

木村にもレギュラー取りのチャンスが残されているということは、
プロ野球の世界では本当に『ラッキーなこと』ですね。

木村の場合、
きっかけさえつかめば・・・・・・・・

ブレークすれば、
オリックスの糸井並み、
あるいはSBの柳田並みの能力を持っているのですから、
何とかブレークしてほしい。。。。。

それがライオンズファンの、
切なる願い。


そんな木村が、
一昨日勝負を決める満塁ホームラン!

そして昨日ラジオを聴いていると、
解説の駒田さんが『木村は昨日の一発で変わる』という様な事を言っていたので、
期待して聴いていました。

すると、
弾丸ライナーのホームランと同点の長打。

まだ2試合しか経っていないので、
万歳を連呼するには早すぎるのかもしれませんが、
なんだか今度こそ、
木村文紀の大ブレーク、
あるような気がしてきました。


そうすると、
6番森、7番木村というつなぎになって、
打線の破壊力は倍増する気がします。

何だか今シーズン、
森のブレークもありますし、
秋山の成長、菊池の覚醒などもあります。

今は3位なんですが、
ひょっとしたら・・・・・と楽しみになってきました。
そんなシーズンとなりましたね。


思いっきりのいい木村の打撃、
きっかけをつかめば3割・30本・30盗塁も夢ではありません。

来年の今頃は、
『オールスターファン投票、パ・リーグ外野手部門でトップを走る』
なんていうことも夢ではないかもしれません。


長い雌伏の時を経て、
また一人ニュースターが飛び立とうとしている予感です。

木村文紀(きむら・ふみかず)

覚えておいて損はない名前です。


*ちなみに昨日先発して大炎上の郭俊麟投手。打たれたことよりも、SB打線にビビッて内角をつけない、ストライクも入らない・・・・・・・そんなピッチングをしましたね。こりゃあ、メンタル面で大問題を抱えた投手に見えました。(これまでの試合でも多々、打たれると途端にビビりが出るということ、起こっていましたしね。)  日本でブレークして活躍する可能性は、正直あまり高くないように見えましたね。投手向きの性格じゃないような気がします。いっそ、東尾さんにでも臨時コーチに就任してもらい、「何が起こっても気にしない、強気の投球の極意」を伝授してもらった方がいいような気がします。








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