お正月を迎えたときは忘れてましたけど…
今年は卯年で、私は年男です。
五度目の年男。
ということは、この正月をもって、数え年で六十になったわけです。
還暦です。
昔なら、赤いちゃんちゃんこと烏帽子姿で、お祝いするところ。
さすがに父は、そんなの嫌だと言ってやりませんでしたが…
冗談で、赤いセーターをプレゼントした覚えがあります。
たった一回しか着てもらえませんでしたが…笑
明治生まれだった祖父については、その格好で撮った写真が残っています。
前の前の世代までは、残っていた習慣だったんですね。
ともあれ、これで「アラ還」から「マジ還」になったということでしょうか。
そして、昨日は妻の実家に行って、義母、義妹一家と恒例のお正月会。
息子は、今年就職する従兄(私の甥)と会うのを楽しみにしていました。
小さい頃、妻の実家で会う従兄のあとをいつもくっついて歩いて、腕白な遊びを存分に楽しんでいた息子。
成長した甥は私のことを、どうも「話の合う伯父」と認めてくれているらしく…
息子と私の関係も、父子というよりは兄弟とか友達に近いものなので…
息子、甥、私の三人で、長々と話し込んでいました。
最新の音楽の話、今話題のアニメやゲームの話、ボカロの話、男の恋バナ……
どんな話題にでもついて行けるというか、別に無理せずとも、同じ目線で若者と楽しく話題を共有できる…
おそらく珍しいタイプの還暦おっさんなので。
一方では中高年と同じ話題を共有できて、他方では二十歳過ぎの若い子たちとも同じ話で盛り上がれる…
というのは私の特技なので、これを何かの形で生かして、世の中に貢献できる道はないでしょうかね。
今年は、その辺をいろいろ考えてみようかな。
世代間の分断が進んでいる今なので。
妻から「おっさんの皮をかぶったおばさん」と呼ばれていたりもして…
女性たちのグループの中にひとりで混ざっていても、楽しくおしゃべりできるし。
若者と中高年、男性と女生。世代間の分断と、ジェンダーによる分断。
そうした対立軸の橋渡しをできないかな、なんてことを想ったりする、年頭なのでありました。