プーチン氏がウクライナ戦で「確たる戦果」をアピールするため、さらに強引な戦術に出るのではないかと心配されています。
そんなタイミングで、在任中プーチン氏と「親密」といっても良い関係を築いていた安倍晋三元首相は…
「ウクライナが中立の道を選ぶことで侵攻を止めることが出来なかったのか…」
「(2015年のロシア、ウクライナなどによる)ミンスク合意にある(ウクライナ)東部2州の『高度な自治』を…
ウクライナ側が実行できなかった。米側が実行させるべく、最大限努力をするということでコミット(関与)ができなかったか」
と、6日夜のBSフジの報道番組『プライムニュース』でコメントしていました。
個人的には、安倍氏は大嫌いなのですけれど、単純に「プーチン憎し」「ロシアが悪玉」という一色に染まっている…
今の日本の報道機関の姿勢とは一線を画す発言であり、結果的には一理あるものであったかと思います。
戦争は、善玉、悪玉に、綺麗に切り分けて作られた、勧善懲悪のドラマや、映画、アニメとは違います。
また「祖国を守るために武器を取って戦う」以前に、武力とは別のアプローチで問題を解決する手段は、常にあるもので…
少なくとも「近代以降」の戦争は、そうなる以前の段階で、政治家たちの外交の失敗が「必ず」と言って良いぐらいにある。
あるいは、平和的解決を「あえて導かない」ことによって利を得ようという誰かの意志が、どこかに働いているものです。
マスコミを通してしか情報を得られない庶民は、単純な見方に踊らされがちですし、そのほうがめんどくさくないんですけどね。
まあ、これは政治ブログではないので、ここまでにしますが…
これを機会に、2月28日、ロシア、ウクライナ戦の開戦当時に上げた、小倉唯さんに関する記事を再掲しておくことにします。
結果的に長くなってしまいますが、お付き合いしていただける方はお読みいただければと。
以前唯さんのソロラジオに「アラジンの魔法のランプお話の中に出てくる『ランプの精』に…
お願いを何でも三つかなえてもらえるとしたらどうしますか?」というリスナーからのメールが来ていて。
即座に「世界平和!」と答えた唯さん。
一緒にブースに座っている女性構成作家さんが大笑いしていて、外の副調整室でもスタッフがみな爆笑している様子。
そうしたら……
「みんな笑ってるけど、冗談じゃないんですよ?ホントだよ?本当にそれが第一の願いなんですから!」とご本人。
ちなみに第二のお願いは「健康」だと。
第三は考え付かなかったようでしばらく考えてから「うーん、じゃあ、何もしなくても一生肌荒れしないこと」と、かなり雑に閉めていましたけど。笑
以前、パシフィコ横浜でのライブのMCで「ここにいるみんなが、笑顔になっているのがうれしい。その笑顔を、おうちや職場、学校に持って帰って、周りの人にわけてあげてください」
「そしてその人が、それをまた周りに伝えてという風にして、そうやって笑顔の輪が世界に拡がって、最終的に世界中の人が笑顔になって、お互いを思いやり合って仲良くなって…それが私の夢です!」
ということを言っていた唯さん。
前出のラジオ番組では、もう何度もそのことを蒸し返して「歌も声のお芝居も、私の活動は全部、世界平和というのが最終的な目的ですから」と強調しています。
ひとつには、大学時代に留学生として来ていた韓国人の女の子とお互いに「親友」と認め合うほどの間柄になって。
プライベートで韓国の彼女の家を訪ねて行って泊まったり、ソウルでイベントがあった後、スタッフや共演者が皆帰国しているのに、一人で一泊余計にして会ったり。
何年か前、お正月のファンクラブイベント「社員総会」では、自分とファンクラブの一年を振り返ってこんなことを言ってました。
「まず自分に対しても皆さんにも、去年一年がんばって生きてきたことを褒めてあげたいです。みんな偉かったですね!…いや笑ってるけど冗談じゃないから。生きるって大変なことだし、どんな命もみんな、ただ生きてる、それだけで尊くて偉いんだよ!」
そんなこと言うには、まだ若すぎる気もしますけど。どこか老成してるところがあるのかも。どんな人生経験をしてきたのかな。
中学に入ったばかりでまだ公立校にいたころ、相当に苛烈ないじめを受けた体験が人格形成に大きな影響を与えているのは間違いないですが。
そんな体験からも命への感性が育まれたのか、自分の飼っているわんこ以外の動物にもとても好かれて、すぐになつかれます。
表面だけ見て、自分の乏しい経験と偏見からものごとを判断する人間と違って、動物は相手の本質を敏感に見抜き、ストレートに反応しますからね。
以前、動物愛護法の見直しにからんで、ブリーダーの犬の飼い方の制限を改悪する動きがあったときには…
ツイッターで、犬たちがひどい扱いをされようとしている法改正に、反対する署名への協力呼びかけをしていました。
政治がらみ、命の大切さがらみのことで、フォロワーを啓発するようなツイートをする女性声優というのも珍しいです。
命を尊ぶから、命から尊ばれる。
ほんとうにこんな時だからこそ、唯さんが繰り返し言っている…
即座に「世界平和!」と答えた唯さん。
一緒にブースに座っている女性構成作家さんが大笑いしていて、外の副調整室でもスタッフがみな爆笑している様子。
そうしたら……
「みんな笑ってるけど、冗談じゃないんですよ?ホントだよ?本当にそれが第一の願いなんですから!」とご本人。
ちなみに第二のお願いは「健康」だと。
第三は考え付かなかったようでしばらく考えてから「うーん、じゃあ、何もしなくても一生肌荒れしないこと」と、かなり雑に閉めていましたけど。笑
以前、パシフィコ横浜でのライブのMCで「ここにいるみんなが、笑顔になっているのがうれしい。その笑顔を、おうちや職場、学校に持って帰って、周りの人にわけてあげてください」
「そしてその人が、それをまた周りに伝えてという風にして、そうやって笑顔の輪が世界に拡がって、最終的に世界中の人が笑顔になって、お互いを思いやり合って仲良くなって…それが私の夢です!」
ということを言っていた唯さん。
前出のラジオ番組では、もう何度もそのことを蒸し返して「歌も声のお芝居も、私の活動は全部、世界平和というのが最終的な目的ですから」と強調しています。
ひとつには、大学時代に留学生として来ていた韓国人の女の子とお互いに「親友」と認め合うほどの間柄になって。
プライベートで韓国の彼女の家を訪ねて行って泊まったり、ソウルでイベントがあった後、スタッフや共演者が皆帰国しているのに、一人で一泊余計にして会ったり。
そんなであるだけに、今の日韓関係にも心を痛めているので、なおさら「平和」というものを強調するのかもしれません。
平和への希求……以外に関しても、他人が幸せになることを繰り返し強く願う発言をしてきた唯さん。
高校生のときだったでしょうか。ユニット『ゆいかおり』でやっていたラジオで……
リスナーからの、ジャンボ宝くじの一等6億円が当たったらどうする?という質問に「おうちのない人のために誰でも住める大きなアパートを建てる」とか言ったり。
6億円あったら何する?と、とっさに訊かれたとき、そんな夢を語る女子高生、そんな当たり前にはいないですよね。
また別の機会に……
七夕の短冊に、他の声優さんたちと一緒に願い事を書くことになって。
他の人たちは「出番が増えますように」とか「お金をたくさんください」と書いていました。
まあ普通の願い事ですよね。ところが唯さんだけ、自分自身のための願いでなく…
「たくさんのひとが笑顔になれますように」なんてこと書いていました。
2020年の12月『アニげっちゅ』というラジオ番組に出演したときは……
今年のクリスマスプレゼント、実際にもらうなら何が欲しい?と質問され、それに対して……
「今年はコロナでみんなが大変な年になってしまったので、世の中のなるべくたくさんの人に、クリスマスには何かささやかでもいいから幸せな出来事が起きてくれたらと思います」と。
優等生過ぎるというか……
自分が欲しい物を挙げるのでなくても、ちょうどそのとき新曲を出したばかりでオンラインでのライブも控えていたのですから、その成功を願ったりするのがその場に合った回答でしょうし…
質問したほうも、もしかすると新曲やオンラインライブの宣伝を引き出そうという意図で出した質問だったかもしれません。
あらゆる意味で少しズレた回答だったとも言えますが…
いつも「かなえたい願い」を聞かれると、自分のことではなく人のためのお願いをする、唯さんらしい答えでもありました。
最初はみんなこういう感じを、良い子ぶりっ子とか、よくわからない天然系みたいに思うようですけど…
彼女の近くで長く接している人、特に同業者には、少しずつ彼女の本質がわかって…
いつしか年上も年下も魅了されて「小倉病」にかかるということみたいです。
以前テレビアニメで共演した声優さんの高倉有加さんは、あるイベントで少し落ち込むことがあって…
楽屋にいたら、唯さんにこんなことをしてもらって感激したとツイッターに書いていました。
平和への希求……以外に関しても、他人が幸せになることを繰り返し強く願う発言をしてきた唯さん。
高校生のときだったでしょうか。ユニット『ゆいかおり』でやっていたラジオで……
リスナーからの、ジャンボ宝くじの一等6億円が当たったらどうする?という質問に「おうちのない人のために誰でも住める大きなアパートを建てる」とか言ったり。
6億円あったら何する?と、とっさに訊かれたとき、そんな夢を語る女子高生、そんな当たり前にはいないですよね。
また別の機会に……
七夕の短冊に、他の声優さんたちと一緒に願い事を書くことになって。
他の人たちは「出番が増えますように」とか「お金をたくさんください」と書いていました。
まあ普通の願い事ですよね。ところが唯さんだけ、自分自身のための願いでなく…
「たくさんのひとが笑顔になれますように」なんてこと書いていました。
2020年の12月『アニげっちゅ』というラジオ番組に出演したときは……
今年のクリスマスプレゼント、実際にもらうなら何が欲しい?と質問され、それに対して……
「今年はコロナでみんなが大変な年になってしまったので、世の中のなるべくたくさんの人に、クリスマスには何かささやかでもいいから幸せな出来事が起きてくれたらと思います」と。
優等生過ぎるというか……
自分が欲しい物を挙げるのでなくても、ちょうどそのとき新曲を出したばかりでオンラインでのライブも控えていたのですから、その成功を願ったりするのがその場に合った回答でしょうし…
質問したほうも、もしかすると新曲やオンラインライブの宣伝を引き出そうという意図で出した質問だったかもしれません。
あらゆる意味で少しズレた回答だったとも言えますが…
いつも「かなえたい願い」を聞かれると、自分のことではなく人のためのお願いをする、唯さんらしい答えでもありました。
最初はみんなこういう感じを、良い子ぶりっ子とか、よくわからない天然系みたいに思うようですけど…
彼女の近くで長く接している人、特に同業者には、少しずつ彼女の本質がわかって…
いつしか年上も年下も魅了されて「小倉病」にかかるということみたいです。
以前テレビアニメで共演した声優さんの高倉有加さんは、あるイベントで少し落ち込むことがあって…
楽屋にいたら、唯さんにこんなことをしてもらって感激したとツイッターに書いていました。
数年前に、アニメロサマーライブで一緒になった、後輩の女性声優大西亜玖璃さんのツイートにもこんなのがありましたよ。
「いのち」への感性についても、私は唯さんのことをとても評価しています。
ラジオでしゃべる何気ない言葉の中にも生きとし生けるものへの慈しみがあふれている。
たとえば……
彼女は生き物がとても好きなので知られていて、YouTubeの生き物動画のヘビーユーザーでもあるのですけれど、生き物の動画を見るのは少し控えていると。
なぜなら「生きているものの姿がどれもみんなあまりに尊すぎて、苦しいような悲しいような気持になって、しまいには正視できないくらいつらくなってしまうから」だそうです。
中学生のころ、何度か来たことのある撮影スタジオにある、サボテンの鉢が枯れているのを見つけて「死んじゃった……死んじゃった」といって涙を流していた…
という目撃談を、当時の事務所の社長(今また出戻りましたが)がブログに書いていました。
(高校生の頃の唯さん。当時のブログから)
「いのち」への感性についても、私は唯さんのことをとても評価しています。
ラジオでしゃべる何気ない言葉の中にも生きとし生けるものへの慈しみがあふれている。
たとえば……
彼女は生き物がとても好きなので知られていて、YouTubeの生き物動画のヘビーユーザーでもあるのですけれど、生き物の動画を見るのは少し控えていると。
なぜなら「生きているものの姿がどれもみんなあまりに尊すぎて、苦しいような悲しいような気持になって、しまいには正視できないくらいつらくなってしまうから」だそうです。
中学生のころ、何度か来たことのある撮影スタジオにある、サボテンの鉢が枯れているのを見つけて「死んじゃった……死んじゃった」といって涙を流していた…
という目撃談を、当時の事務所の社長(今また出戻りましたが)がブログに書いていました。
(高校生の頃の唯さん。当時のブログから)
何年か前、お正月のファンクラブイベント「社員総会」では、自分とファンクラブの一年を振り返ってこんなことを言ってました。
「まず自分に対しても皆さんにも、去年一年がんばって生きてきたことを褒めてあげたいです。みんな偉かったですね!…いや笑ってるけど冗談じゃないから。生きるって大変なことだし、どんな命もみんな、ただ生きてる、それだけで尊くて偉いんだよ!」
そんなこと言うには、まだ若すぎる気もしますけど。どこか老成してるところがあるのかも。どんな人生経験をしてきたのかな。
中学に入ったばかりでまだ公立校にいたころ、相当に苛烈ないじめを受けた体験が人格形成に大きな影響を与えているのは間違いないですが。
そんな体験からも命への感性が育まれたのか、自分の飼っているわんこ以外の動物にもとても好かれて、すぐになつかれます。
表面だけ見て、自分の乏しい経験と偏見からものごとを判断する人間と違って、動物は相手の本質を敏感に見抜き、ストレートに反応しますからね。
以前、動物愛護法の見直しにからんで、ブリーダーの犬の飼い方の制限を改悪する動きがあったときには…
ツイッターで、犬たちがひどい扱いをされようとしている法改正に、反対する署名への協力呼びかけをしていました。
政治がらみ、命の大切さがらみのことで、フォロワーを啓発するようなツイートをする女性声優というのも珍しいです。
命を尊ぶから、命から尊ばれる。
ほんとうにこんな時だからこそ、唯さんが繰り返し言っている…
平和への希求、他人の幸せを願う気持ち、そして命そのものへの慈しみに倣って…
自分の命と、周りの人の命と、地球上のすべての命を大切にしたいものです。