今日はメメが出動。左ハンドル車の一番の泣き所「機械で駐車券を出し入れする」場面が無いし、燃費が良いことを考慮して。
今日は天気が良くないから、かなりの確率でワイパーを使うことになりそうですけれど…
ワイパーといえば、日本の国産車はハンドルの左側にワイパーレバー、右側にウインカーレバーが付いてますよね。
でも、輸入車はたとえ右ハンドル車であってもその逆で、左はウインカーレバー、右がワイパーレバーとなっています。
「外国は車が右側通行だから逆なんだろ。日本は左側通行なんだから、合わせてレバーも逆に付け替えればいいのに」
と思ったりしませんか?
でも英国や、旧イギリス領の国、インド、オーストラリア、シンガポール、ケニアなど、車が左側通行する国もそこそこあります。
ただ……それらの国でも、実は「ウインカーが左、ワイパーが右」なんです。
調べた限りでは、ウインカーを右、ワイパーを左にセットした車が走っている国は、日本以外、世界中どこにもありません。
(そういう国がもしあったら教えてください)
国際標準化機構ISOの規定で「ハンドル位置に関係なくウインカーレバーは左側に、ワイパーレバーは右側に設置する」となっているからです。
日本だけが、なぜか日本工業規格=JISによって、逆に「ウインカーは右」と規定されているのです。
使ってみればわかりますが、車が左側通行だからといって、ウインカーを右に置く必然性はないです。
単なる便宜上の問題、つまり「慣れ」だけのことです。
JIS規格を作った人はなんで「ウインカーを右」にしちゃったんだろう。なぜ他国の事情を全く考慮しなかったのか…謎。
これも、理由がわかる人がいたら教えていただきたいです。
車が右側通行の国の自動車メーカーが、右ハンドルバージョンも製造するのに、右ウインカーの車を作ってくれないのは…
「左側通行の国もけっこうあって、その場合は右ハンドルの方が便利で安全だから、そのバージョンも作ります…」
「でもウインカーが右なのは世界広しといえど日本だけでしょ、わざわざ日本だけのために別バージョン作るのはめんどくさいです」
ということでしょうか。
ちなみに日本製の車でも、輸出するものはわざわざ全部「ウインカーは左」に付け替えています。
まあ……日本国あるあるで、完全に「ガラパゴス」になっちゃっているんですね。
日本が承認している国家だけで世界には196か国あって、このルールに関しては「195対1」なのですから…
もし合わせるとしたら、日本が折れてJIS規格を変えるしかないのは、明らかです。
「よそに合わせる必要なんて別にない。日本人は日本人のやり方でいいじゃないか」という考え方もあるでしょうが…
でも、日本人は日本の外に出たら運転しない、外国人も日本に来た場合は運転させない、というわけにはいかないですからね。
そういう場合の不便は、出来る事なら減らした方がベターなわけですから「ガラパゴス上等じゃい!」で済ますのも、どうなんでしょう。
日本のドライバーはみんなそれで慣れちゃっているから、いまさら、というのもわかりますけど…
ウインカーとワイパーレバーの位置交換程度なら、通行帯の左右変更ほど、交通事故の危険性は高くないわけだし。
(沖縄は、本土復帰のときに通行帯の変更があって、事故や渋滞が頻発したらしいですが)
まあ不器用な人でも、1か月もすれば慣れて来るのではないかと思いますから…
それまでは、交差点で曲がるとき、間違ってワイパーを動かしちゃっている人を見ても「だよねー」で温かく見守ることにして…
思い切ってJIS規格を変更して、世界標準に合わせてしまう方がいっそスッキリするのではないかと、個人的には思います。
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