今日は父が24時間の心電図計をつけるということで、ペッピーノで病院へ。
駐車位置が右寄りに偏っているのには、実はわけがあって…
左足が上がりにくくて、杖を突いている父は、右足で車のしきいをまたぎつつ、一旦お尻をシートに乗せて…
それから腕も使って左足を引っ張り込む、という乗り方をするため、左側の後席が一番乗り込みやすいのです。
しかもドアを大きく開けないと乗り降りしにくいので、左側を広く空けてあげるというわけです。
身体が不自由になって来たお年寄りをアテンドするのは、いろいろと気を使うのですよ。
で、明日また同じ病院に連れて行って、計測器を外します。
帰りは、一緒に遅い昼食。
うにのパスタに…
チーズケーキ。
とにかく父は寂しがり屋なので、食べてもすぐには帰りたがらず、デザートやコーヒーをお供に…
あれこれ長話をしたがるのです。
それに付き合うのもまた、介護というか、親孝行のうちだと思っています。
毎週、なんだかんだで2~4回は実家に足を運んで、そのほかに老健に入所中の母の用事も足さねばならず…
行くとなるとほぼ一日仕事になるので、職探しをするといっても週3回が精一杯ですね。
さらに、老人をがっつり同居で家族介護するとなると、仕事なんて出来ないですよね。
で、ほぼ高齢者に近くなった子が高齢の親を介護するとなると、その後は……
社会経験にブランクが生じてしまいます。
しかも、もしも介護者が独身で、認知症などで介護が長期間に渡った場合…
親が亡くなった後は、どうやって社会復帰するか。
というか、どうやって生活して行くのかが大問題になって来ます。
そうそう良い仕事はないでしょうから。
それもまた福祉のネットで保護して行く必要があるでしょう。
生活保護の対象にもするべきかも。
でも、他人が生活保護を受けるとなると、甘えだとか言って責める人がいーっぱい居ますよね。
みんな、ほんと弱者に冷たく厳しい。
いつか、いやある日突然、自分が弱者になる可能性だって、いくらだってあるのに。
特別なお金持ちでない限りね。
「今この時」の「自分」のこと以外は、想像することが出来ないのでしょう。
想像力とか共感力というのは、幼児期から育てないと、身につかないと言いますから…
そういう人は、もうおそらく死ぬまで変わらないんでしょうね。大人になっちゃったら、もう手遅れ。
そして、そうした人が多い社会は、その人々がほとんど死に絶える時代まで変わらない。
と思うと、暗澹たる気持ちになります。
まあ、それはともかく。
帰りに父から、私の運転はタクシーやハイヤーに乗るより安心感がある、とお褒めの言葉をあずかりました。
お前ならVIPの運転手もできるな、と。
急加速、急ブレーキ、急ハンドルをしないで、できるだけ同乗者の体に優しい運転を心がけていますから。
それでも路上駐車があったり、無理に右折しようとして車線を塞ぐ車があったり、バスが居たりと…
路上ではいろいろとイレギュラーな状況が次々やってくるので…
「急」がつかない、スムーズでしかも流れに乗った運転をするには、先を読んで早めに対処しないと。
それを褒めてもらえるのは、やっぱり、うれしいものです。
周りには、ブイブイ言わせているデカい車や、巨大パワーの車があふれていますけれど、相手にしない。
公道で目立って飛ばすのは、事故を起こさなくても、周りの車に不安感や圧迫感や…
慣れていないドライバーには恐怖感さえ与えます。はた迷惑ですよね。
スピードを出したいなら、サーキットに行ってほしいです。
筑波あたりの近場のサーキットで、会費を払って自分の車と腕の限界を試す分には、誰も迷惑しないですから。
まあ、サーキットに行けばそれなりに、自分では腕に自信があると思ってる人だけが集まっていますから…
煽ったりぶち抜いたりして「オラオラする」のは、公道より難しくなっちゃいますけど。
でも、他人に迷惑を掛けず、そういう場でもオラついていられるぐらいに、努力して腕を磨かないとね。
それが大人というものでしょう。
というわけで今日はまた、ドイツのニュルブルクリンク北コースでの、スポーツ走行の動画を貼っておきます。
車はまた、ペッピーノさんと同じ、アルファ156 2.5 V6です。
前に上げたイタリア人のクレイジー兄ちゃんよりは、お行儀がいいですけれど…
この人も速いですよ。
200㎰あるかないかのFFファミリーセダンで、ポルシェ911などのスポーツカーを軽々とパスして行く様は痛快。
ではどうぞ。