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アルファロメオと小倉唯

ひとつの終わり。ひとつの始まり。

2017年7月から始まった小倉唯さんのソロラジオ『yui*room』が、昨日(今朝0:30)の第248回をもって終了となりました。



初回を振り返れば……

文化放送のこの時間枠では、開始の前週まで声優ユニット『ゆいかおり』のコンビラジオ『ゆいかおりの実♪』が放送されていました。

『ゆいかおり』の活動休止(事実上の解散)を受けての、一切のりしろをとらないままでの番組変更。

しかも唯さんはソロアーティストとしてレーベル(KING AMUSEMENT CREATIVE)に残り…

ラジオパーソナリティーも引き続き担当するのに…

相方の石原夏織さんは、番組から消えてしまい、レーベルからもいなくなるのがほぼ確定という状況。



ちなみにこの時間枠のスポンサーは、所属レーベルであるKAC(以下この略称)の一社独占提供です。

もともと『ゆいかおり』活動休止の経緯自体が、ファンにとってはいろいろと納得の行かない…

まるで夏織さんへの、レーベル側からの懲罰のような形のものでした。

心ないファンやネット民には「小倉唯が石原夏織を追い出した」というような、荒唐無稽なことを言う者もいました。

当時21歳の小娘の、たかが声優といっては失礼ですが、いまだ無力な、いち若手タレントに…

大きな会社の経営方針、資本の分配方法にまで関わる決断に、影響力を及ぼせるはずなんかない。

(一回だけ希望のゲストを呼ぶ程度なら、お願いすればなんとかなる「場合も」あるでしょうが)

水樹奈々さんクラスのレーベルの屋台骨を背負うビッグネームでさえ、そこまでの影響力があるとは考えにくいのに。



若い世代のオタクさんというのは、そういうところで世間知らずな人が多いですから、仕方ないのかもですが。

世間知らずではなくても、単なる悪意や、八つ当たりの気持ちでそういうことを言っていた人もいるでしょうけれど。

以前ゆいかおりのプロデュースと広報を統括していたSさんが、この件に先立ってKACを退社し…

すぐ別のレーベルに再就職していたこと。おそらくその前後、彼とKACの総責任者であるM取締役の間に軋轢があったと推測されること…

その後Sさんの尽力で夏織さんはそちらのレーベルからソロデビューがかなったわけですが…

KACを夏織さんが出る時点でその道筋はおそらく付いていたであろうこと。

そういった事情を知らなかった人が多いのでしょうから、仕方ない部分もありますが…

「小倉唯は腹黒い陰謀家」みないなことを言って誹謗中傷した、心無いオタクさんやネット民に、当時罪がなかったとは言えません。

もう5年も経ったのだから時効ですけど。

とにかく、実力と人気は十分にある夏織さんがソロデビューを望んだのは当然のこと。

KAC内でソロ活動の「チーム」が、既に出来上がっていた唯さんが、それを守らねばならなかったのも当然のこと。

お二人には何も悪い所などなかったわけです。

夏織さんのソロ活動を実現させたSさんは夏織さんのファンにとっては恩人。

KACにも資本投下先の選択と集中をしなけばならない、企業としての事情があったのでしょう。

ゆいかおりが終わったのは、運命だったと思うのが一番適当なのではないかと思います。



とにかく……

この番組、何かもやもやしたものが拭えない雰囲気の中でのスタートでした。

夏織さん推しのファンには、翌週からの『yui*room』は聴かない、という人も少なからずいたことでしょう。

そういう雰囲気はもちろん唯さんも感じていたでしょうから…

複雑な思いと、得体の知れないプレッシャーの中での新番組スタートだったのではないかと推察します。



もともと唯さん、面白い話をする話術には長けてなくてつい真面目な感じになってしまうところがあり…

ライブのMCにも苦手意識があったと言います。

それに加えて地上波のラジオでは姿が見えないため、話が何秒間か途切れるとすぐ「放送事故」になってしまいます。

以前は相方の夏織さんがいてくれて、話のキャッチボールができたため、沈黙への恐怖は少なかったでしょうが…

ひとりになって、切れ目なく話し続けなければいけないという精神的圧迫が大きかったのでしょう。

第1回目は「息継ぎのタイミングがわからない!」と言って、青息吐息の放送だったのを思い出します。

それが次第に慣れてきて。

コロナ禍のなかでは、周りに放送作家さんやスタッフさんがおらず、リモートで連携をとりながら…

プライベートな自宅、文字通りの「リアルゆいるーむ」からでも、楽しい放送ができるまでに成長しました。



声優、アーティストとして、完璧なパフォーマンスを目指しているときの「小倉唯」とはまた違って、ほぼ素に近い…

ゆるーいノリの唯さんの声を、毎週の頭に聴くのは、何ともいえない「癒し」の時間でした。

とくに「リアルゆいルーム」では、遠くで洗濯機が止まったお知らせ音が鳴ってしまったのが聞こえたり…

愛犬のルパンくんとシフォンくんが「ワウワウ」なにか主張している声が入ったり。

それもまた面白かった。



番組の中で誕生した、小倉唯をいつも観察しているという、やさぐれキャラ「モグラゆい」が人気になったり。

公開録音では、真面目な唯さんらしく、客席からの相談事にガチなアドバイスをしていたり…

番組にお便りを送っていないというファンに苦言を呈していたり。

放送では「使わないことが推奨されることば」を、思わず言いかけてしまったり。

いろいろと思い出は尽きません。

私自身、何度か投稿メールを読んでもらって、記念品のステッカーを頂いたのも良い思い出です。



最終回、一瞬鼻声になったり、終盤で微妙に声が震えぎみになっていたのにも、ぐっときました。

本当は涙もろくて、以前はライブ終わりにいつも涙していたのに、最近は人前で泣くことがなくなった唯さん。

最後よく頑張ったね、とほめてあげたいです。

番組終了後、ツイッターにこんなことを上げていました。




というわけで、5年間続いた毎週の楽しみがなくなってしまったわけですが。

番組終了のお知らせがあったときから「これからも皆さんを楽しませる新しい企画をお届けしていきます」ということだったので…

これを受けて、何か新しいソロでの放送、あるいは配信番組があるのだろうと期待していました。

そして、それはYouTubeでの配信になるのではないかな、となんとなく予感していたのですが。

すぐにツイッターで発表がありました!



曜日や時間、内容など詳細は4月1日に発表になるようです。

今度は、映像付きの番組が毎週配信…になるといいなあ、と期待。

まあ、もう既に地上波ラジオの時代ではなくYouTubeなどネット配信の時代ですものね。

唯さんにとってもファンにとってもさらなる前進、ということで前向きにとらえたいです!



こちらが予告動画。すべてのファンと、興味がある方はみんなこのチャンネル、フォローして通知をオン!ですよ。



詳しい発表が待ち遠しいなあ。


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コメント一覧

angeloprotettoretoru
障害がある人とない人が一緒に働き同じように街を歩けるという環境を作ること、まだまだ日本はだめですね。私は以前イタリアにも住んでいましたけど、あちらはその点ではずっとすばらしかったです。進んだ国というのはそういうことで決まるのではないかと思います。
ぽんぽこり
僕は人間が好きです 僕は 障害者ですけど 負けません 差別ばっかり 受けてます まるで 仕事に つくことは 駄目ですと言われたみたいで 悔しいですね 障害のある人は 施設に閉じ込めたいんですよ 障害者はお金は 出ますが 少ないもんです 車椅子の人も 同じように 仕事がなくて よく 街で見かけますが みんな 仕事が欲しいんですよ本当は 悔しいんですよ 親孝行できないことは 悔しいです すいません長くなりました ありがとうございます これからも応援お願いします またコメントも入れてくださいね いっぱい頑張ります
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