と、思って居たのだが、そんなに簡単にはいかないようでしたね。でもね、「ここに住まないとわからないと思いますが…」と言う当事者のご意見は、全くにして、ごもっとも。
「子ども騒がしい」と苦情の公園、廃止決まったが…長野市長「改めて存廃を判断したい」
隣接する児童施設への騒音を訴える苦情で、維持管理の担い手がいなくなった長野市の公園「青木島遊園地」が年度末で廃止されることについて、市が11日、地元住民を対象にした説明会を初めて開いた。出席した荻原健司市長は終了後、「廃止か存続かを含めて判断したい」と述べ、改めて廃止の是非を判断する考えを示した。
説明会は、参加者を青木島小学校学区内の住民に限定し、非公開で開催された。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、定員を当初の150人から300人に拡大したが、ほぼ満席となった。
参加者らによると、市の担当者が公園設置から廃止を決めるまでの経緯を説明。その後の質疑応答では、廃止に反対する声が大多数を占め、「保護者にも意見を聞くべきだった」「利用が集中しないように調整することは可能」などといった意見が出た。存続を訴える荻原市長宛ての手紙を読んだ女児もいた。一方、廃止に理解を示す意見を述べた人もいたという。荻原市長は最後のあいさつで「持ち帰って熟考し、みなさんの意見をより尊重した判断をしたい」と語りかけた。
終了後の報道陣の取材に対し、荻原市長は「このまま廃止でいくのはどうなのか。私の責任で判断したい」と話した。現状では、市が年度末までに地権者へ土地を返還する予定だが、荻原市長は「期限は見据えていない」と述べ、判断時期は明言しなかった。
是非ともこんな人が#低周波音被害者#になって欲しいものだ
「子供の声がうるさい」と”たった一人の住民”が訴え続けた結果、……
ウインドウズを更新したせいでしょうか、スクリーン・ショットの画質が落ちるようになり、画像の文字が明瞭に読めません。
【公園廃止】「子供の声がうるさい」と意見したのは国立大学名誉教授 市役所は忖度か
たった1人の「子供の声がうるさい」という意見で廃止になった長野市内の公園。市に対して意見を言っていたのは大学の名誉教授だったことが週刊ポストの取材で明らかになった。その1人の声で、子供の遊び場である公園を閉鎖した市の対応には疑問の声があがっている。 【写真】子供がいなくなった公園 著名人たちも行政の対応に批判
長野駅から車で10分ほどの住宅地に、問題の青木島遊園地はある。青木島小学校、青木島保育園、青木島児童センターに囲まれた場所にある青木島遊園地は2004年に地区住民の要望を受け、農地だった場所を公園として整備した。長野市の公園緑地課が管轄となって公園を整備し、隣接する青木島児童センターや地域ボランティアによって雑草駆除などの管理を行なってきた。青木島児童センターの責任者はこう話す。 「児童センターは青木島遊園地ができたのと同時期に設立されました。保護者が就労していて自宅に不在の小学1、2年生を下校時間から保護者の仕事が終わるまでここで預かっています」 ところが公園ができてからしばらくして、公園付近に自宅があるひとりの男性から児童センターに苦情が入る。国立大学の教授(当時)を務めていたこの男性は、 「子供を迎えに来る保護者の車のエンジン音がうるさい」と主張したという。児童センターの関係者は言う。 「児童センターはこれを受け、駐車場に面した児童センターのガラスに、エンジンをかけっぱなしにしないよう張り紙をするなど対応しました。それでも『車のエンジン音がうるさい』という男性からの苦情の声は、変わらず児童センターや市の公園緑地課に寄せられました。市の公園緑地課はさらにそれを受けて、男性の自宅前にあった公園の入口を移動させ、自宅に近い場所で遊ばせないように植樹して子供の遊び場を限定、雲梯の位置も男性宅から遠い位置へと移動させるなど、さまざまな配慮をしました」 教授だった男性は昨年3月に国立大学を退職し、名誉教授となった。すると程なくして、今度は青木島児童センターに「子供の声がうるさい」と男性から注意があったという。児童センターの責任者が説明する。 「遊ばせ方を考えなさいという話でした。小学校低学年に、静かに遊ばせるというのは困難ですので、現在は屋内で遊ばせるようにし、外での遊びは小学校のグラウンドを放課後に借りるという形で対応することを考えています」 公園に隣接する住宅に住み、男性とも面識のある住民は困惑気味にこう話す。 「子供の声はしますが、それは夕方まででそれほど気になりません。男性は教授だからといって偉そうにするわけでもないし、地域の集まりにもちゃんと参加していました。酒席でも普通に話す人で、特に神経質な性格という感じもありません。威圧されるような感じもない。ただ教育者という立場なのに、なぜ子供に対して寛容な目で見られないのでしょうか……」
男性は以前から市の対応にも不信感を募らせていたようだ。昨年8月、市と男性による協議の場が設けられ、公園緑地課の職員に対し男性はこう伝えたという。 「公園を作りたい、拡げたいのはわかるが、自分たちに都合の良い人たちだけに声をかけて説明し、不利益を被る人たちを説明会に呼ばないのはおかしい。(公園の利用について、お考えを変えていただくことは困難でしょうか?という公園緑地課の問いかけに対して)これまで18年ですよ」 市に情報公開請求をして、この問題を追及してきた小泉一真・長野市議はこう話す。 「大学教授は上級国民と言える立場です。その男性の意見を聞き、忖度したと思われかねない対応をした市側も、果たして適切な対応だったと言えるのか疑問があります。市側の対応が男性の意見を増長させ、同時に不信感も増長させた可能性があります」 男性の自宅を訪ね、話を聞かせてもらないかと告げたところ、「市に話した通りですので、すみません」とのことだった。大人の事情に不利益を被ったのは、理不尽に遊び場を奪われた子供たちだ。