静岡県により「伊豆半島における地域特性を考慮した同地区における風力発電の在り方について、環境政策やジオパーク、景観、観光、地域振興等の観点から意見を求めるため設置」された「伊豆半島の風力発電に関する有識者会議」はこれまでに平成23年4月、6月と2回開催されている。
そもそも、この会議の目的は「(目的)第1条伊豆半島における地域特性を考慮した同地区における風力発電の在り方について、環境政策やジオパーク、景観、観光、地域振興等の観点から意見を求めるため、伊豆半島の風力発電に関する有識者会議(以下「会議」という。)を設置する。」(「伊豆半島の風力発電に関する有識者会議設置要綱」)と言うことであり、本来ならば既に風力発電施設により「ジオパーク、景観」が破壊されたり、風車騒音問題などが起きる前、即ち、最初の風車が建つ前に環境影響評価の対象として為されて然るべき筋合いのモノであったはずだ。
今更何とも詮無いことであるが、最早取り返しの付かないことが殆どであろうが、何とか取り返しが付くとか、これ以上悪くしないとか何らかの手が打てるかも知れない。
議事録を見ると“低周波音問題と言う観点”からすると、直近的にも、根本的にも中々に興味あるお話が為されている。どうしてこうした話の内容が、これまでに一般的に出てこなかったのか不思議と言えば不思議だとも言えるが、やはり低周波音問題と言うのはそれだけマイナーな話なのだろう。
当サイトの主旨として敢えて“低周波音問題と言う観点”からのみの重要ポイントを最初に抜き出してみた。その前後に連なる発言全体とかその流れはサイト上の議事録全文を参照して頂きたいが、項目毎に議論されたのか、議事録編集段階で整理されたのか不明だが、幸いに繋がりを省くと問題になる様な点は無いようなので、独立的に抜粋してみた。(続く)