この報道の最後の方で名城大の谷口教授が述べてみえますが、「住民が求めた事業者に対する被害への対策が義務づけられず不十分で残念だ。今苦しんでいる状況を全く解決してくれない。強制力の無い、ほとんど力の無い条例であるということです」
事業者としては造ってしまえば勝ちなのです。
「設置を計画した段階で町に事業内容を届け出るとともに近くの住民にも説明することなどを事業者に義務づけ」
小型風車ではそもそも。規制が無いのですから、当然ながら、造ってしまった後の被害の始末など知ったモノではありません。当然ながらそもそも「被害が出るかもしない検証」が無いのですから。
ま、仮にあったとしても大型風車で、常に「被害は無い。問題は無い」のですからどんな規制をしても似たようなモノですが。
環境に優しいエコ万々歳の昨今、大型風車は洋上に移ろうとしているようでが、既に造られてしまったモノは「知ーらない」ですから、既成の被害者は救われません。
NHK名古屋がこうした動きを報道したことは結果内容はともあれ素晴らしい事です。
エコは必ずしも人間にとって優しいわけではありません。