「風力発電の被害を考える会・わかやま」の松浦攸吉です
全国で風力発電施設から発生する騒音、低周波音等の被害に取り組まれている皆さんへ!
風力発電の「評価手法に関する検討委員会報告書(案)」に関しての環境省との交渉開催の日程が決まりました。
日 時 :9月14日(水)14時~15時半。
場 所 :参議院会館B107会議室。
※参加者は13時までに参議院会館入口に御来館下さい。
通行証をお渡し致します。
風力発電の「評価手法に関する検討委員会報告書(案)」に関する質問事項
<問題点と意見>
(1)、風力発電の周辺で苦しんで居られる方々を 救済するために基準の検討を重ねてきていたと思われるが何故、
突然今回の評価手法で超低周波音20Hz以下による問題はないという評価が出てきたのか。
(2) 測定箇所29箇所の中に和歌山県由良町畑地区、海南市大窪地区は入っていないと思われる。
両地区には風車の被害に遭われている方々が居られます。被害状況を確認調査してください。
私たちが低周波音測定機リオンのNA18Aで測定した結果、1ヘルツ、2ヘルツ、3,15ヘルツに
60~75デシベルの超低周波音が検出されています。
(3) 是非、由良町畑地区、海南市大窪地区で環境省・和歌山県・市民グループ三者が同時にそれぞれの機械で
低周波音測定を行い、その値を評価の参考に加えていただきたいと思います。
(4) 重低音か、低周波音か、超低周波音か、の限定は、現に世界中で起こっている被害の救済と防止のためには特に意味がない。
(5) 被害の救済と防止のためには、低周波音、超低周波音を考慮しなくても良いとする根拠が不十分である。
低周波音、超低周波音によると考えられる雨戸、ふすま、戸、床板、部屋全体、家全体の共鳴振動。
内耳など内臓諸器官の共鳴振動の報告には全く触れられてはおらず、調査も行われていない。
(6) このような報告書では、被害者に我慢を強いる理由になるだけである。
(7)「睡眠障害は起こすものの、健康被害は起こさない。」との記述があるが、睡眠障害に結びつくということは、
重大な健康被害を引き起こすものである。ほとんどの病気は十分な睡眠をとることで治癒あるいは寛解する。
その睡眠を妨げるということは重大な問題であると考えなくてはならない。
(8) この程度の調査で、被害の救済と防止のためには、低周波音、超低周波音を考慮しなくても良いとするのは被害の救済と防止の役には立たない。
(9)風車から距離をとると音圧が減衰すると調査結果がだされているが、明確な距離がしめされていない。
(10)健康リスクについて・・近距離沿岸部住民として、最重要視。
私達は、(騒)音や低周波音の量的長期暴露をすることを懸念しています。
音の伝わり方は➀気導音(空気振動)、音➜外耳➜中耳➜内耳➜聴神経➜脳コ
ースと➁骨導音(個体振動)、音➜骨➜内耳➜聴神経、脳コースの2つあり、
(騒)音は➀のコースを、低周波音は➀、②のコースを経ます。
低周波音の遮蔽物は皆無的で距離による減衰のみであり、その暴露で内耳の蝸牛器官内リンパ液に共鳴的な膨脹や変形傾向が発生し、
自律神経失調症的症状へ傾斜、と認知。
(共鳴現象は、内臓諸器官にも及ぶと言えそうです。超低周波音は可聴音でなくなっても、超低周波音振動ですから、
もっとミクロで悪質な被害も与えそうです。細胞破壊とか、DNAの損傷発生だとかを取り上げる人もいます。
超低周波音の及ぼす悲劇を、どうか見過ごさないで下さい、救いうる多くの被害者に光を与えて下さい。知見掘り起し放棄の、禍根を残してはなりません)
(11)生態系の破壊について
風車の市内山間部設置後の「アサギマダラ」来訪消失は、猪や鹿の逃避行同様、
振動波に敏感な生態系破壊の一端を思わせるものです。
(12)風車騒音の評価にはA特性音圧レベルを主要な尺度を用いてよいと書いてあるが、風車騒音に低周波音の
成分が多く含まれていれば、A特性で良いとするのは間違っていると思う。ラウドネス評価とは何か。
(13)風車の健康被害について
人だけでなく牛や鶏などでも調査して、風車の健康被害を推定するべきではないか。
(14)低周波音は聞こえないとあるが、耳で聞こえなくても体、骨などを介して低周波音を感じるはずである。
これに関しての調査をするべきです。
(15)残留騒音が一定値で有れば+5dBを確認できるであろうが、風が強い時は残留騒音値は激しく変化し、
再現性は全くないのでいかにして+5dBを確認することができるのか?。