隣家に設置された家庭用電気給湯器「エコキュート」が発する低周波音で不眠などの健康被害を受けたとして、高崎市の男性がメーカーのサンデン（伊勢崎市）と、工事を施工した大和ハウス工業（大阪市）を相手取り、２６７万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。第１回口頭弁論が２９日、前橋地裁高崎支部（松丸伸一郎裁判長）で開かれ、両社は請求棄却を求めて全面的に争う姿勢を示した。
訴状によると、男性は隣家のエコキュートが稼働した０９年２月から不眠状態になり、うつ症状や吐き気などが続いているという。妻も自律神経失調症と不眠症と診断された。エコキュートが発する低周波音が原因として、製造物責任法などに基づき損害賠償を求めている。
これに対しサンデン側は「原告が主張する５０デシベル強の低周波音で低周波症候群と呼ばれる健康被害を生じるという一般的認識はない」、大和ハウス工業側は「稼働音が法令に抵触しないことをパンフレットで確認した上で設置しており、不法行為責任はない」とそれぞれ主張した。【増田勝彦】
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20110930ddlk10040192000c.html
①「一般的認識」や②「パンフレット」（？？？）をどう打ち破るのかが焦点かな？
①「低周波症候群と呼ばれる健康被害」というモノ自体はそもそも「一般的認識」となっていない。恐らく「参照値」のことを言うのであろうが、「参照値」が言うような100dBでなる健康被害は低周波音症候群などとは言わない。②低周波音の稼働音について触れている法令が載っているパンフレットとは何か？
