gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

自民党の考えを考える

2018-01-30 10:38:13 | 日記
最近、自民党の考えている事が分からなくなって来たので考えてみる。
最も象徴的なのは沖縄である。
沖縄の基地負担についてである。
この基地負担という考え方は難しく、複雑である。
常に中国とアメリカの軍事バランスに晒されているので、容易に沖縄の立場を考慮出来ない。

そこで考えたのが、自衛隊を軍に格上げして、アメリカ軍に置き換えるという方法論であろう。これが実現出来ればあらゆる問題が解決すると自民党は考えている。
一般的にも受け入れられていると認識していて、民主党系の議員もその考えに賛同していると考えられる。
その為の憲法の改変という訳だ。

しかし非常に重要になって来るのが、日本がどちらの側なのかである。
自民党は現在、中国に対してもロシアに対しても微笑み外交を展開している。その為、アメリカに対しての立場が曖昧に見えて来ているのだ。
これは、国民にとって見ると非常に危険でリスクが高く見えるのだ。
丸でというか、戦前回帰そのままであり、もう一度戦前の不安定な状態に戻ってしまう可能性を感じる。

その不安感を払拭する為に1)外交ではアメリカを重視して親密性を常に保っている事をアピールしている。2)中国の尖閣諸島侵略行為を度々取り上げている。3)防衛装備をアメリカから購入して同盟を強化している。
これらの方法論によって、徐々にアメリカ軍基地を減らして行きたいと考えているのだ。

発展途上国の復興も一般的には、その国の軍事力に置き換えるというのが常識的なので、日本も戦争による荒廃からの復興を既に果たしているので、独自の防衛に移行するのが常識であると考えている。

しかし、その願望を阻んでいるのが国の財政状況である。
プライマリーバランスから外れて久しいが、戻る可能性が遠のいていて、破綻する可能性の方が高まっている。
なぜ戦後復興を果たした筈なのに財政が悪化しているのか疑問である。
ここでその原因を探ると、より複雑になる。
国民からしてみると、平和憲法が最後の砦の様な状況になっているのだ。

もし、政策の失敗で財政が非常に悪化した場合、国民の財産の大半が失われる。はれのひの破綻の様に突如として手元の金や財産が消失してしまう可能性が否定できない。
通常、こういった状況に国が陥ると国は国民を欺く様になる。
何も手元に無い見かけだけの金持ちがやる事は何であろうか?
泥棒以外に方法は無い。
詐欺も泥棒の一種だ。
(江戸時代は金の価値を貨幣にしていたが末期には混ぜ物を入れていたらしい。今の日本も同じ事をしているが日本の製造業の商品価値が貨幣価値の担保になっている。中国に技術で追いつかれればおしまいだ。)

日本軍に置き換えてアメリカ軍基地を徐々に減らす行為は一見合理的ではある。
しかし、アメリカから不信感を懐かれない為には、防衛装備をアメリカから購入し続けなくてはならない。
また、それらのシステムを共通化し、常に情報共有を維持していなくてはならない。
これらを怠ると、米軍基地は減るかもしれないが、最終的に追い出す様なシナリオ(クーデター)の発生が考えられる。

アメリカとの関係が悪化するとどうなるのか?
関係が悪化しても広大な太平洋が有るから大丈夫と太平洋戦争前の旧日本軍は考えていたであろうが、同様の考えに至る可能性が高い。

なぜそれが言えるのか?
1)石油を買う金が無い。2)原発は停止していて技術者もいなくなっていて使えない。勿論核燃料を買う金も無い。3)中国、ロシアに国土を侵略される可能性が高まる。
この様な状況で泥棒と化した国家が何をするのか?
洗脳以外に道は無い。
国民の職業を全員、泥棒に変更させるのだ。
軍服を着た泥棒が世界各国を相手に泥棒外交を始める・・。

では、アメリカと中国の関係が良くなる事は無いのか?

そもそも、日本に米軍が駐留しているのは、社会主義的な独裁者思想がアジア全域で浸透しているのが原因だ。
民主主義者から見ると社会主義的独裁者は泥棒でしか無い。無価値なのだ。
無価値な人間が無造作に増殖している様に見えるのだ。
人間の尊厳は公平公正な自由競争でのみ保たれるという考え方が民主主義思想だ。
従って社会主義者がいくら民主主義者に頭を垂れようが金を払おうが無視されるだけだ。
つまり、自らが民主主義者になり、社会主義思想の排除に協力しなければ、排除される側になるという事だ。

アメリカと中国の関係が良くなる事は有り得るが、その為には日本が完全に民主主義者の国家となり、中国の民主化を後押ししなくてはならない。
それ以外の方法としては、アメリカに社会主義思想を広める方法が考えられるが、そうなればアメリカが衰退し、再び世界恐慌の引き金となるであろう。

社会主義思想は一時大きく繁栄するが、後に必ず衰退し、その文明は滅びる。全ての過去の歴史がそれを証明しているし、数学的にも明らかだ。
繁栄のピークと衰退のピークは必ずイコールになる。それは両者の確率が一緒だからだ。
もし完全に民主主義化すると、繁栄と衰退の振幅が小さくなり、長期間安定する。戦争の発生も減るであろう。

日本の財政が悪化している原因は国が未だに社会主義思想の元で国家財政を管理しているからだ。
もしかしたら天皇制が消滅するかもしれない問題であるが、天皇制その物が社会主義思想の一部であろう。
だからこそ日本国憲法の内容を変更してはならないのだ。
現状の日本国憲法を失えば天皇制を失う可能性が高まって行く。
もしそれを変更しなければ日本の尊厳が維持出来ないとすれば、日本は間違いなく社会主義思想の国家だと言える。
そして、定期的に戦争を繰り返す不安定な国家だという事を証明する事になる。
次に戦争が有れば、日本は国土の一部のみならず天皇制をも失う事となる筈だ。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。