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少子高齢化はなぜ起きたか

2013-11-27 10:04:30 | 日記
先日NHKで高齢者の認知症発症者がすでに800万人いるという衝撃的な番組を見ていて気付く事があった。
90代になるとほとんどの人が認知症になるらしいが、この原因は人の死に対する恐怖心にあるのではないかという事だ。
どの様な年齢であっても死に対する恐怖心は変わらないと考えられる。
であるとすれば、身体機能の低下はやがて訪れる死を意識する切っ掛けになるのではないだろうか?

死に対する恐怖心を取り除く事は可能だが、個人では不可能に近い。
閉鎖された空間で自らの死を意識し始めたら精神に支障をきたす可能性が高い。
生きる気力を失い、絶望感に支配される様になれば精神に異常をきたし、うつ病や認知症を発症すると考えられる。

この事は信仰や歴史的な繋がりが断絶された事に原因を見いだせると考えられる。
第二次世界大戦での敗北により欧米化が急速に進んだが、その時に古い繋がりが断絶される事が多くあった。
無宗教化するとやがて訪れる死に対して心の準備が出来なくなったり、なぜ自らが生を受けて存在しているのかが理解出来なくなる。
生と死は現代の科学を持ってしても説明出来ていないが、生を受けている人や生物にとって逃れる事の出来ないテーマであり、数百万年に渡って回答を出し続け一定の解釈を得てきた。
それらそのものが一つの種として位置づけられるほど高度な解釈を内在していると考えられる。