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自由と平等

2013-12-30 04:24:48 | 日記
アメリカに象徴される自由において、メリットとデメリットを抽出し、中国やロシアに象徴される平等において、メリットとデメリットを考えて見たい。

人類は地球上において、最も突出した能力を持つに至った。
かつて地球上には恐竜が非常に巨大化し無敵になったが、それと同じ様に人類は道具を手にする事で無敵になった。
しかし、自由にそれを放置しておくと、激しい競争が起こり、その道具で敵対する勢力を抹殺するという最悪の事態が起きる事がある。激しい貧富の差が生まれ、嫉妬や恨みといった感情も生じやすい。
一方で、常に淘汰が繰り返される事により、より強い種が偶然に誕生する可能性も極めて高く、競争力が非常に高いのが自由主義の特徴だ。

この様な地球環境における全く自由な現象は、当然の事ではあるが消滅と出現を繰り返しているのであり、環境がより厳しくなっていく可能性も否定できない。
地球が最終的に月面の様になる可能性ある。それでも宇宙から見れば全くちっぽけな事で取るに足らないが、人類が意図しない方向へ向かっていく事は不幸であり、最終的な人類に対する評価がコントロールを失った一動物に過ぎないという事も有り得る。

一方、平等主義の社会においては、極端な貧富の差が発生しにくい。限られた物を平等に分け合って互いに助け合う事に重点が置かれているからだ。その為に階級社会を構築し、より上の階級に到達するには優れた人物を選抜するという方法が取られている。テストや面接によって特定の職に適する優れた人物を選抜する事により自由競争が無くても高度な社会構造を構築できるという考えだ。
しかし、完全に自由な競争が欠落していると持続的ではあるが、突出したアイデアが出にくいばかりか保守的な思想が蔓延しやすく社会全体が衰退していく可能性が出てくる。
選抜時は優れた能力が評価されていても採用されてからも、それが維持できるとは限らず、優れた能力が生かされること無く、形骸化した風習に支配される様になると、もはや何の為の選抜かも分からなくなってくる。結果、能力が低下し競争力を失っていく事になる。
平等な社会構造は徐々に平等でなくなってしまい易く、平等でなくなると存続できなくなる。

人類は強大で強力な道具を持つがゆえに自由であってはならなくなってしまった。
人類共通の法によって支配され、勝手な判断は許されない。
リソースは限られているのであり、それを自由に奪い合ってはならない。
選抜時の競争原理においても公平性を保たなければならない。
情報操作もしてはならない。

しかし、人類はやっぱり、どこかで単なる動物の一種だ。
法は破られ、大衆は爆発的に怒りだし、好き勝手に騒ぎ出す。
デモの殆どは法の支配という束縛を破壊しようとする、単なる暴走であり、自由への希求だ。
建前は何でも良いのだろう・・
デモ=戦争の火種と言える。例え平和を唱えていたとしてもだ。

日本はどんな家か

2013-12-25 06:21:14 | 日記
日本の財政状況がどのくらい悪いのかが具体的に分かる方法は無いものか考えると、まず立場を逆転させて考える方法が考えられる。
国の収入は来年度50兆円を見込んでいるらしいので、それを例えば500万円とする。年収500万円の一般的な家庭の生活に照らし合わせて考えてみるのだ。
国が国民に支払う社会保障費は、例えれば給料から天引きされる所得税とする。
国が抱えている借金は、家のローンに例える。

どんな家だろうか?
年収500万円のうち300万円が所得税で天引き。手取りは200万円だ。
その家には1億円の家のローンが残っており、200万円の中から返済しなくてはならない。
返済できないので、来年は400万円を銀行から借りる予定だ。

原発停止で貴重な収入源を失っている。しかし、焼け石に水なのかもしれない。
原発を停止させて、更に生活保護費が足りないと泣き叫ぶ人達。
演技なんじゃないだろうか、と思えてくる。

マスコミの搾取

2013-12-24 03:02:09 | 日記
世論調査はマスコミの搾取では、なかろうか。
マスコミは言論の自由を訴えるくせに、一般人がマスコミの批判が出来ない様に操作されているのは、一般人の言論の自由を阻害しているとは言えないのだろうか?
つまり、マスコミに操作された世論である可能性が高い。
インターネット上でマスコミの存在しない空間を探すのは難しい。検索サイト自体がマスコミと癒着しているからだ。
マスコミ批判が出来なければ、マスコミの言論に間違いが無い事になってしまう。だから、無頓着な一般人はマスコミの言う事をあからさまに信じ込んでしまうのだ。
マスコミは金が絡んでいるから収入の多くなる方向に世論を誘導しやすい。それは、視聴者が記事を購入して読みたくなるかどうかという単純な思考だ。
世論調査などは国でやればいい事だ。だいたいどんな質問すればどんな回答が帰って来るか分かってやっているのだろう。
地震で万単位の人が死んで恐怖におののいている時に原発は無くした方が良いとは思いませんか?みたいな質問をすれば、ほとんどの人が、そう思うと答えるだろう。
誰もこのまま行ったら財政破綻するとは思いませんか?という質問はしない。どんなに確率が高くてもだ。
世論調査で国の方向性が決められて行くとしたら財政破綻から免れる事はまず不可能だ!そして不幸な歴史が繰り返される事になる。


拉致被害者をなぜ戻せたのか

2013-12-22 04:32:58 | 日記
拉致被害者がなぜ戻せないのかを考える時、逆にどうやって拉致被害者を戻したのかを考える必要がある。
拉致被害者の存在については当時はっきりしていなかった様に思う。
北朝鮮の工作員が活発に活動していた事は知られていた。
しかし、小泉総理が北朝鮮に行ったのは拉致被害者を連れて帰ると言うよりも、北朝鮮と国交を回復するのが目的だった。
当時の韓国の政策も北朝鮮と国交を回復し、将来はドイツの様に統一したいという願いがあった。
キム総書記も穏健な性格の持ち主で、その方向性が見えていた。
北朝鮮は、基本的に中国と同じ様な国だ。日本がかつて侵略していた朝鮮半島は、日本が米国に敗退して空白が生じ中国側と米国側の覇権争いが原因で二つに分断した。したがって構造的にも思想的にも現在の中国と殆ど同じと考えるべきだ。
当時の中国も、日本と国交を回復し、工業生産を引き受ける事で、高度成長化していた。資本主義思想に対して一定の理解が有ったと言える。現在は、格差拡大のデメリットが目立ち始め、社会主義思想が台頭して来ている為、朝鮮半島の統一などもっての外であろう。しかし、当時は経済成長が上向いていた為、そういったチャンスが有ったのだ。
とにかく、朝鮮半島を統一して、日本の汚名を晴らしたいという願いもあって、小泉総理は北朝鮮に向かった。
そこで、拉致被害者の存命が明らかになった訳だ。連れて返りたいという事になってつれて返った所までは良かった。朝鮮半島統一の夢は残念ながら、そこまで。全て夢で終わってしまった。

原発が現在も全て停止しているが、その理由と全く同じ理由で、朝鮮統一も不可能になったのだ。
その一般大衆の愚かさは、結局、自分に降りかかる事になる。
歴史がそれを証明している。
現在の日本の状況は、関東大震災の後の日本の状況に似通っている。当時も風評や流言が流行し多くの人が騙しにあった。恐怖のあまり行き場を失う人達の船頭となるのが政治家であろう。しかし、世論調査の数値に踊らされるなど、政治家に絶対に有ってはならない事が繰り返されている。殆どの一般大衆は政治に無頓着なのだ。あのNHKですら一般大衆に踊らされている。緊急事態では世論と政治は切り離すべきであろう。しかし、人民の人民による人民の為の政治ではやはり人民が賢人にならなければいけないのか・・

右と左の定義は何か?

2013-12-10 02:33:46 | 日記
右とか左では分かりにくいので、明確な分け方はないのか考えてみると、社会主義と民主主義の分け方が思いつく。
社会主義は、トップダウンであり、民主主義はボトムアップである。

日本はどちらか?
アメリカの占領下に近い状況を考えると民主主義的ではある。
しかし、いわゆる左寄りと言われる思想は何を指しているのだろうか?
社会主義思想の原点は共産主義という民主的な思想にある。
つまり、物理的な平等を指している。
貧富の差が全く無い社会だ。
中国は資本主義を導入した為、貧富の差が発生してしまい、共産主義ではない社会主義になってしまった。

日本が向かおうとしている方向性は社会主義である。
なぜなら、放蕩三昧した為、財政難になってしまい、民主的な判断が出来なくなりつつあるからだ。
政治思想も共産主義的な色彩が強まると考えられる。

財政に余裕が有れば民主的になり、財政難になれば共産的になる。
資源が有れば民主的になり、資源が無ければ共産的になる。

右の民主主義は自由であり、左の共産主義は平等である。
自由と平等は相容れない水と油の関係にあり、両立は不可能である。