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女性天皇を考える2

2016-12-29 17:07:24 | 日記
男尊女卑が生物学的な位置付けにある事は、類似性を持つ他の生物からも考えられる。
メスがオスよりも大きい生物の殆どは、産む数が多い場合だけで、数が少なくなるにつれてオスの方がメスよりも強く大きくなる。
一度に産む数が1頭の場合は間違いなくオスの方がメスよりも強く大きい。
これは生物学的な男尊女卑であって、オスの労力が無駄にならない様にメスを管理している証拠と考えられる。
もし、法律が無い環境なら、女性が男性に付き従う状況が自然に発生する。

西側で女王という形式が成り立っている理由については、日本の象徴性よりも形式的には低い位置付けだからではないだろうか。
天皇の位置付けはキリスト教の教皇の位置づけに近い。象徴性とは、他の生活様式に影響を与える存在であって、文化そのものを指しているからだ。
女性のキリスト教皇が出現しない限り、西側に男尊女卑が存在しない証拠とはならない。

マリア様の存在はどの様な位置づけになるのか、という疑問が生ずる。
幼いキリストを抱くマリアと張り付けにされたキリストは、生と死を表している。輪廻と同じ様な象徴性を表している。
マリアは処女でキリストを産んだとされていて女性の貞節を表している。これは男尊女卑の一部であろう。

男尊女卑とは、生物学的にはメス(女性)が、その種を受け継いだ子を一定期間産み育てる場合において、それを手助けするオス(男性)が自己の種の一致を維持する為の最低限のシステムである、と考えられる。

では女性天皇が無理なのかというと、そうではない。
西側の王室と同レベルに形式を下げれば良いのだ。
象徴的な存在ではなく、皇室という一つの族として考えれば女性天皇も成り立つ。
日本国憲法の文章から「象徴」という文言を削除し、ブルジョア階級として位置づける。
それでは階級制度が強化されてしまうではないか、と考えられる。
階級制度に歴史性を加えればバランスが取れるのではないだろうか。
歴史遺産として階級制度を守るのであれば、存在意義がある。
それこそ平和に貢献する行為であろう。
「象徴」的な存在→「歴史」的な存在と置き換えれば天皇の存在意義を維持しながら天皇の負担を和らげる事が出来るのではないだろうか・・。

女性天皇を考える

2016-12-24 12:31:24 | 日記
男女同権を天皇制に持ち込む時に懸念される事に、家制がある。
つまり、女性側の姓になる場合、一般には、男性が養子として、その家に迎えられる(それでも男性が家長である)。
この養子という概念は女性が嫁ぐ場合には無い。
だから、もし男女同権を天皇制に持ち込むと、その象徴性から、結婚時の男性に対する養子という概念を排除する必要性が発生すると予測される。
なぜなら、天皇の地位は最高位である為、女性がその地位につく時、家長の地位継承が男性の立場と同等のものだからである。

もしこの概念が一般に取り込まれるとすれば、結婚する時に、どちらの性を選ぶのかが自由に選択出来る様に家制の規定を変えなくてはならない。
また、家長は一般的に男性であるという概念も排除される。
「家長は、相続する姓の持ち主である」と一般論として定める。
奥さんの家に旦那の姓を名乗り一緒に住む場合がある様に、旦那の家に奥さんの姓を名乗って一緒に住む事もあり得るという事である。

その子孫においても、この家長の概念を継承しなくてはならない。
奥さんの方が旦那より地位が上である場合は、その子に対しても認識させる必要がある。

ここまで来ると、生まれた子が本当に、その旦那の子かどうか、という根本的な問題に行き着く。
奥さんが外出先で行き摺りの男性との子を設けてしまった場合に家長が奥さんだと、権力に任せて、その子を産み育てる可能性がある。
つまり、病院側にDNA鑑定を義務付けさせなくてはならない。
しかし、プライバシーの問題で拒否される可能性がある。
しかし、これを義務化しないかぎり、男女同権は不可能である。

これらの事から、子のDNA鑑定が出来ない環境では、男女同権はあり得ない。女性主導の家の子が、その夫の子とは限らない状況が発生し、夫はその家族を養う義務を消失するからである。

DNA鑑定が出来る環境に有るのに女性側が鑑定を拒否した場合、女性側の責任で離婚が成立し、慰謝料を女性側が支払わねばならない状況もあり得る。
なので鑑定は拒否出来ない。
従って「家長は相続する姓の持ち主であり、それらの子のDNA鑑定を義務付ける」と定めれば男女同権が成立する。

逆に、DNA鑑定が出来ない環境においては男尊女卑が男性側の権利としてあり得る、とも言える。
従って、中東におけるイスラム文化による男尊女卑を西側が否定する事は不当な行為であると考えられる。

天皇の存在が日本の象徴としての存在とすると、カッコウの托卵の様な状況を防ぐ意味で家制が男尊女卑という形式で継承され、男性のみが天皇になる事が出来る様になっているのも致し方ないと捉えられる。
あえて女性天皇を実現させた場合、カッコウの托卵を許すという社会現象が起きて人口減少に歯止めがかかる可能性も無くはない。
生みの親より育ての親とも言う。