バドミントン男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)が27日に発表される最新の世界ランキングで2位から1位に浮上することが22日、決まった。男子シングルスで世界ランキング1位は日本勢初の快挙となる。
世界ランキングは1年間の国際大会で成績の良い10大会のポイントを合計して争い、毎週木曜日に更新される。桃田は中国オープン(18~23日)に出場し、22日の準決勝で世界ランキング3位の石宇奇(中国)を破った。同1位のビクトル・アクセルセン(デンマーク)は2回戦敗退。桃田は23日の決勝で敗れた場合でも、今大会のポイントを加算するとトップに立つ。
桃田は2016年4月7日付の世界ランキングで2位となったが、同月、違法賭博行為で出場停止処分となり、ランキングも抹消された。17年7月に国際大会に復帰すると、同282位から着実に順位を上げてきた。今年は4月のアジア選手権や夏の世界選手権で初優勝を果たすなど好調を維持している。
他種目の日本勢では、女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)と福島由紀、広田彩花組(岐阜トリッキーパンダース)、女子シングルスの山口茜(再春館製薬所)が世界ランキング1位になったことがある。【小林悠太】
最終更新:9/22(土) 19:45
毎日新聞
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