今日の川柳
騒ぐほど新元号は遠ざかり
さわぐほどしんげんごうはとおざかり
なにしろ臍曲がりなもんで。
まいかたと読めるだけまし枚方市
まいかたとよめるだけましひらかたし
正しく読んでもらえないと躍起となっているようだが、
まいかたでも読んでもらえるだけましじゃないか。
匝瑳市など如何とも読めない地もあるのだ。
原発を抱えたまんま平成る
げんぱつをかかえたまんまたいらなる
心残りはこの危険極まりない原発を、次の時代へ持ち越してしまったこと。
せめて平成の時代に先行きを示したかった。
川柳しま専科 2019
今日の川柳
検定を終えて重たいランドセル
けんていをおえておもたいらんどせる
小学校用教科書の検定が終わった。
英語も検定を通過したという。
教科書はページ数が増えたものが多い。
アポ電をアホ電にする処世術
あぽでんをあほでんにするしょせいじゅつ
自信はないが・・・。
クリスマスローズ値が張り首垂れ
くりすますろーずねがはりこうべたれ
真冬から春先に咲く貴重な花だが、如何せい値が張る。
そのためか花が下を向いて謝っているかのように見えてしまう。
青葉太朗の川柳しま専科
今日の川柳
彼岸入り義父のシンビも会いたかろ
ひがんいりぎふのしんびもあいたかろ
義父が大事にしていたシンビジウムを引き継ぎ育てている。
今年もたっぷりと花を咲かせてくれたので、切り花にして墓前に供えてもらった。
幸福度寛容足りぬと席を立ち
こうふくどかんようたりぬとせきをたち
国連の機関が世界各国の幸福度やらを算定して公開している。
日本は世界で５０番以下になっている。
なんでも寛容さが足りない国だという。
国民の実感とちょっと離れている気もするが・・・。
内外に生きる力の九十七
うちそとにいきるちからのくじゅうなな
内外、ろいろな所から活力を頂いている母。
今日の川柳
小惑星掠め去ったと後で知り
しょうわくせいかすめさったとあとでしり
先日、数ｍ大の小天体（小惑星）が地球を掠め去った。
なんでも地球と月の半分ほどの距離だったという。
むろん、地球に衝突すれば陸地であったら相当の被害が想定される。
このような事象は、最近の観測によればよくあることらしい。
りゅうぐうや月など遠くへ行くのもいいが、身近な天体にも注意を払わないと。
平成の幕引くイチロー美学持ち
へいせいのまくひくいちろーびがくもち
平成の終わりにボクも引退しようと考えていたフシがある。
お日様が二つも沈む彼岸入り
おひさまがふたつもしずむひがんいり
彼岸過ぎ、拙宅から東にある建物のガラスに夕日が映る。
毎年彼岸ごろに見られる現象。
今日の川柳
チューリップ昔語りの花の下
ちゅーりっぷむかしがたりのはなのした
品種改良が進んで花の下が短くなってきました。
何分咲きだろうが気にせず団子かな
なんぶざきだろうがきにせずだんごかな
好きな方は好き。
拙さを多弁で装うピアニスト
つたなさをたべんでよそおうぴあにすと
残念ですが時折いらっしゃる。
