川柳 ~日々新た~

「川柳で世の中小さく折りたたみ」
日々の喜怒哀楽を川柳に託して綴っています。

10/31(土) 禅寺の住職肥えて不審がる

2020-10-31 | 川柳

 

今日の川柳

 

伸びた髭マスクで見えぬと無精者

のびたひげますくでみえぬとぶしょうもの

 

他でもない私です。

 

 

ウーバーが我が物顔のお昼時

うーばーがわがものがおのおひるどき

 

かなりのスピードを出して運んでいる。

くれぐれも事故にはご注意を。

 

 

禅寺の住職肥えて不審がる

ぜんでらのじゅうしょくこえてふしんがる

 

樹木希林さんの京都探訪番組。

某由緒ある禅寺で住職に投げかけた言葉。

住職は言葉を失った。

 

 

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10/30(金) 満席や石井部隊が蘇り

2020-10-30 | 川柳

今日の川柳

 

満席や石井部隊が蘇り

まんせきやいしいぶたいがよみがえり

 

この30日から

プロ野球の試合(横浜球場)で満席に近い形で新型コロナ感染・実証実験を始めるという。

来夏の東京五輪実施に向けての試みだという。

要するにこれは体のいい人体実験ですな。

まだ間がある、無理することはなくステップを踏むべきと言いたい。

ちなみに座席は売れ残っているという。

 

 

ヤリイカを見たら食べよと魚市場

やりいかをみたらたべよとうおいちば

 

今が旬のヤリイカ。

魚市場のスタッフがそう呼びかけていた。

 

 

筋書きは知らねど謳ったキンコンカン

すじがきはしらねどうたったきんこんかん

 

1947(昭和22)~1950(昭和25)

NHK・ラジオドラマ「鐘の鳴る丘」の主題歌(Ⅰ番)

緑の丘の 赤い屋根

とんがり帽子の 時計台

鐘が鳴ります キンコンカン

メイメイ仔山羊(こやぎ)も 鳴いてます

風がそよそよ 丘の家

黄色いお窓は おいらの家よ

 

ドラマの内容は記憶にはないが、主題歌は大声でキンコンカン・・・とよく唄った。

多分「キンコンカン」と「オイラ」が気に入ってのことだろう。

ちなみに記憶に残っている最初のラジオドラマは「三太物語」(1953~1954)。

花荻先生が懐かしい。

 

・・・・・・・・・

 

「鐘の鳴る丘」について(ネットより)

戦後大ヒットしたラジオドラマ「鐘の鳴る丘」は、3年余りの間に800回近く放送された。

脚本を手掛けた菊田一夫は戦時中、戦意を高揚させる劇をいくつか書いている。

戦争で親や家を失った孤児と復員兵が希望や夢を信じて一緒に暮らす―。

「鐘の鳴る丘」は、国民を戦争に駆り立ててしまったと感じた菊田の贖罪(しょくざい)の思いが込められているとの見方がある。

  ♪鐘が鳴ります キンコンカン メイメイ子ヤギもないてます…。

今週のNHK連続テレビ小説「エール」で、古関裕而がモデルの主人公が作曲したドラマ主題歌「とんがり帽子」が流れた。

親しみやすいメロディーと菊田の優しい詞は、終戦間もない多くの人を勇気づけた。

 戦時中、古関も軍歌をつくった。戦後、2人はペアとなり、多くのヒット曲を残している。

戦前の歩みが、戦後の創作に関係したのかもしれない。

 

 

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10/29(木) でれでれと今は昔のラジ体操

2020-10-29 | 川柳

 

今日の川柳

 

でれでれと今は昔のラジ体操

でれでれといまはむかしのらじたいそう

 

子どものころはその良さが分からず、

ただやらされているという感じでいいかげんにやっていたが・・・。

歳喰うとそうなるんですね。

 

 

納豆とイチゴがケンカおっぱじめ

なっとうといちがけんかおっぱじめ

 

栃木県の知事選が近づいた。現職と新顔のT氏が立候補している.

 

以下朝日新聞より

新顔のT氏(60)は21日に県庁前でした街頭演説で、

「納豆(茨木県)にイチゴ(栃木県))が負けてどうする」などと発言した。

 その後、T氏のツイッターに発言について「残念だ」などの批判が寄せられ、

T氏は28日、ツイッターで「私の思いが間違った言葉となってあふれてしまった。

不快な思いをさせてしまった方に深くおわび申し上げる」と謝罪。

両県のよさや名産品、名所を「比較して悪く言うような言い方をするべきではなかった」

「今後は栃木の魅力を明るく楽しい言葉で伝えていく」とした。

 T氏は取材に対し、「確かにやり過ぎた。大人げなかった」と話した。

 

 

マスカット特急座席を占拠せり

ますかっととっきゅうざせきをせんきょせり

 

 

シャイン・マスカット

埼玉県産の高級果物が、

ガラガラの特急の座席に乗って首都圏に出荷されるようになった。

 

 

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10/28(水) 終電を繰り上げ下がる離婚率

2020-10-28 | 川柳

今日の川柳

 

ヨコハマに北の国から大道具

よこはまにきたのくにからおおどうぐ

 

 

 

鶴見川を散歩する途中にある園芸店。

雰囲気がありますね。

 

 

コンテナが質す震災九年ぶり

こんてながただすしんさいくねんぶり

 

 

東日本大震災で東北の漁港から膨大なかご類も流れ出した。

このほど震災から九年半ぶりに釜石東部の名が入ったコンテナが南西諸島の海岸に漂着したという。

海洋研究者の話によると、太平洋を時計まわりに廻ってたどり着いたのではと。

写真を見て驚いたのは壮大な旅路を辿ったにもかかわらず、コンテナの色が瑞々しくしっかりしていること。

 

 

終電を繰り上げ下がる離婚率

しゅうでんをくりあげさげるりこんりつ

 

 

風が吹けば桶屋が儲かるの類いだが・・。

午前様が少なくなるから?

 

 

 

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10/27(火) コロナ禍や令和に染み入る昭和色

2020-10-27 | 川柳

今日の川柳

 

セイタカとススキのバトル割って入り

せいたかとすすきのばとるわっていり

 

 

かつて都市の野原を席巻したセイタカアワダチソウ。

衰退の兆しをみせていたがこのところ復活のようす。

 

 

ススキの穂新たな世界双曲線

すすきのほあらたなせかいそうきょくせん

 

 

こういうススキも美しい。

 

 

コロナ禍や令和に染み入る昭和色

ころなかやれいわにしみいるしょうわしょく

 

ある意味で世の中、落ち着いてきたような気がしますが、

大気の汚染も軽減してきたようだし。

しかし一方で世の中逆戻りの事例が増えてきました。

死亡率、貧困、難民・・・。

そしてここにきて終電の繰り上げ・・・。

コロナ禍で私たちの生活環境も一昔前に戻りつつあります。

 

 

参考

TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」9月28日(月)放送より

コロナ禍は「正気に戻るとき」(江原啓之)

 

イルカ:コロナ禍でコンサートは全部中止になって。

江原:でも、そのおかげで何かに気づかされる年であるような……。

イルカ:そう! 私、だからあまり不安はないんですよ。

こういう生活を経て、私たちはもともとの人間性を取り戻すことに気づいていくのかな、なんて思っちゃって。

江原:その通りだと思う。僕はもっと言葉が悪いんだけど、「正気に戻るときだ」って。

イルカ:なるほど、正気ね……浮かれていたんですね、私たち。

江原:そう、麻痺しちゃって。「物があることが幸せだ」とかね。

だって今、こんなに家に閉じこもっていて、「大変だ、苦しい」とかいうけど、そこに幸せがいっぱいあるのに、って思うんです。

イルカ:小さな幸せに触れようと思えば、いくらでも見つけることができる。

何もないから見えることがいっぱいあるっていうことなのにね。

江原:確かに経済が回らないという意味では苦しいのかもしれないけど、家族みんなでご飯を作ることって今まであった? とか。

イルカ:家族一緒にこんなに長くいることは、私が子どもの頃だったらうれしかったかなぁ、なんて思うんですけど。

困るのは経済的なことだけですかね。

江原:だって高度成長期は、子どもはおうちで“鍵っ子”とかね。

それを今、報道ではお母さんとか主婦が大変だとか、ストレスだとか煽るでしょう?

そうじゃなくて、なんで幸せのほうを見ないんだろうって思うんですよね。

江原:僕は熱海に移住したのですが、

今すごく大事に思っているのは、畑とか田んぼを借りて、体にいいものを摂り入れたいと思って自給自足生活しているんです。

実は昨年「あなたが危ない」って本を出したのですが、

「どうしてこんなにがんが増えた?」って考えたときに、やっぱり「食」にたどり着くんですよね。

食の問題はしっかり考えないといけない。

イルカ:身土不二(しんどふじ)という言葉があって、

「自分の住んでいるところから3キロ以内のものを食べていれば、病気をしない」と昔の人は言ったんですよ。

食べるものを(自分で)作って食べたらもっと最高だって。

江原:30年前にそれをイルカさんから伺っていて、

今自分がそれに目覚めているということ自体、本当にイルカさんから教わっているな、と思いました。

イルカ:すばらしい。

それでうれしいのは不思議なんですけど、私が思っていることを、江原さんが全部実行してくれているの。

私は将来に山のなかで自給自足の暮らしをしたい、というのが中学生の頃からの夢だったんですよ。

身につけるもの、衣食住すべて自分で手作りしたもので暮らしたい、と。

でも忙しくて仕事もするし、育児、主婦もするしで、畑なんか作っている時間もなかった。

だけど周りの友達たちがみんな無農薬で畑を始めたりして、

すばらしい文化を継承するような古民家に住んで……なんて思っていたら、江原さんも古民家に住んで。

すると私は遊びに行けるわけ。

それで江原さんが自然農法の農業も始めて、大きな大根とかくださるでしょう。

江原:すみません、大根の見てくれが悪くて……また、いらしてください!

 

 

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