今日の川柳
金子には表と裏の使い道
きんすにはおもてとうらのつかいみち
表裏あり表裏あり
裏金というくらいだから。
使い方を誤ればとんだことに。
先逝くな蛍光管を換える君
さきゆくなけいこうかんをかえるきみ
換えられね換えられね
台所の蛍光管が切れた。
交換は小生の役。
先逝くなと言われても５歳も上なんです。
老人会秋のバス旅妻の席
ろうじんかいあきのばすたびつまのせき
妻任せ妻任せ
町内の方との交わりは妻の方が断然濃い。
今年も妻は参加するという。
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今日の川柳
袖の下潜り抜ければ五つの輪
そでのしたくぐりぬければいつつのわ
そうなんだそうなんだ
美しい言葉で醜悪な部分を覆い隠す。
たまご大わが家の蜜柑Ｇに耐え
たまごだいわがやのみかんじーにたえ
重そうに重そうに
いやー、存在感があります。
地に落ちるのはまだ先のこと。
アサガオも色濃く咲いて酷暑越え
あさがもいろこくさいてこくしょごえ
遣り過す遣り過す
気のせいか色の濃さが増したようだ。
今夏の暑さ、やはり負担が大きかったようで。
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今日の川柳
嗚呼秋刀魚お主ら来ねば秋は来ぬ
ああさんまおぬしらこねばあきはこぬ
秋は来ぬ秋は来ぬ
今年もダメか・・・。
海老揚げたついでに天ぷら空を飛び
えびあげたついでにてんぷらそらをとび
揚げたついでに揚げたついでに
なんと使い終えたてんぷら油が航空燃料になるという。
詠む算段ピントが合えば目星つき
よむさんだんぴんとがあえばめぼしつき
ピント合いピント合い
身の回り、ぼんやり視野に入らぬ事物は多々あるが、いざ詠もうと目星をつければ・・・。
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今日の川柳
五六日先詠み過ぎて句は壊れ
ごろくにちさきよみすぎてくはこわれ
賞味切れ賞味切れ
保存がきくものとそうでないものがあります。
どうしても時事を詠めばそうなってしまうことがある。
ひとまず取り下げて、温めてはおく。
疑似餌食い人生不覚釣られ損
ぎじえくいじんせいふかくつられぞん
気の毒なこと気の毒なこと
これも人生
サカナたちばかりではない。
老頭も頭の中では宇宙を舞う
ろうとるもあたまのなかではそらをまう
舞い上がる舞い上がる
そうですよね。
長年積み重ねてきた経験・知恵・知識は脳内を駆け巡る。
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今日の川柳
ＦＸ変曲点が気にはなり
えふえっくすへんきょくてんがきにはなり
傾きが肝心傾きが肝心
高校で習った微分・積分学の初歩。
関数（ＦＸ）の変曲点（傾きの変化）を見出すことが肝心。
今のＦＸ( Foreign eXchange＝外国為替」の略)では、為替相場の変曲点が損益の分岐点になるらしい。
麓から見てもきつそう八十路坂
ふもとからみてもきついそうやそじざか
きつそうなきつそうな
麓から眺めているとそんな予感がします。
日本人男性の平均寿命が八十路前半であることがそれを暗示する。
川柳はディープなものも食指伸び
せんりゅうはでぃーぷなものもしょくしのび
軽く詠み軽く詠み
面目躍如！
川柳の面白い、愉快なところ。
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