今日の川柳
五七五一万枚のコマ送り
ごしちごいちまんまいのこまおくり
ありありと蘇るその日・その時。
写真もいいが十七音が残してくれる余韻もまた捨て難く。
自粛せど始末に終えぬ光熱費
じしゅくせどしまつにおえぬこうねつひ
先月から今月分の光熱費の請求書が届いた。
なんと先回分の二倍近い額。
自粛のせいで家にいる時間が多くなったことと、原油高（電気代・ガス代の上昇）、加えてこの冬の寒さがきついせい。
これらトリプル悪玉が重なり、跳ね上がってしまった。
日銀も顔青ざめる物価高
にちぎんもかおあおざめるぶっかだか
ゼロ金利策で日銀が進めていた消費者物価上昇２％の目標は、
コロナ禍でいとも簡単に達成されてしまった。
黒田さんはいつまでゼロ金利を続けるのだろうか？
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今日の川柳
マスク捌け勢い序にヤマを掘り
ますくはけいきおいついでにやまをほり
さてユネスコはどう裁くであろうか。
ウイルスは東京人を引っぺがし
ういるすはとうきょうじんをひっぺがし
東京一極集中が崩れ出す？
東京の人口、前代未聞の減少へ。
都市集中で様々な課題を抱えていた東京だが、
リモートワークの進展に伴い人口の分散化は当分続くのでは。
やはり家から一歩外へ出れば、緑・山々・海・そしておいしい空気、新鮮な食材のある地に住みたいのは人情。
共生やメジロとミカン半分っ子
きょうせいやめじろとみかんはんぶっこ
今の季節、朝食後に食べるみかん。二分した一つを餌台に。
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今日の川柳
いつもより長い一月自粛倦み
いつもよりながいいちがつじしゅくうみ
例年ならあっと過ぎてしまう一月なんだが・・・。
親子丼ヤキトリ入れて味嵌り
おやこどんやきとりいれてあじはまり
小生の手抜きメニューの一つ。
親子丼の具に、店先で見つけたヤキトリ缶を使ってみた。
味付けもできていて美味しい。
鍋（上）にスライスした玉ねぎを敷き、その上にヤキトリをのせる。
薄めのダシ醤油をそそいで弱火にかける。
グツグツ煮たてて３分、さらに溶き卵をかけて１～２分（好みによる）。
周りにツユが残っているうちに火を止め、
ご飯を半分ほど盛ったどんぶりに載せて出来上がり。
グリーンピースやミツバなど載せれば尚可。
十七音転がる地球停めてみせ
じゅうななおんころがるちきゅうとめてみせ
快感！ 刻めた一瞬がたまらない。
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今日の川柳
一句でも「い」と「う」違えば二句となり
いっくでも「い」と「う」たがえばにくとなり
「ランニング気遣い父を追う息子」
１０年前に詠んだ句。冊子にして改めて読み返して気づいた。
気遣い→気遣う では全く別の話になってしまう。
紅梅を天まで届ける不精者
こうばいをてんまでとどけるぶしょうもの
紅梅、不精を決め込み昨年は剪定をしなかった。
幸いなことに長く伸びた枝の先端まで蕾がついている。
よもやよもやまさかまさかのテストかな
よもやよもやまさかまさかのテストかな
「カンニングするのは偉くなってから」
2022.1.28 朝日新聞・朝日川柳 秀逸句
この事件、想定外だったのだろうか？
今の受験生には負担が多すぎる今の共通試験。
そろそろ共通テストも見直しの時期。
高校での学習内容の到達度を測るのなら、
各学校で、３年の夏休み中に実施するとか、秋の１０月もいいのではないか。
いっそうのこと少子化がいっそう進むこれからは、
廃止してかつてのように大学独自の問題で選抜制度も可。
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今日の川柳
流行り風邪よきに計らえオミクロン
はやりかぜよきにはからえおみくろん
PCR検査キットは品切れ。
三回目接種もままならない。
症状が軽いものは自宅療養へ。
罹患者の急増につれ対応も軽くなってきたオミクロン。
いやはや・・・。
十年分詠んだ冊子が飛び跳ねる
じゅうねんぶんよんださっしがとびはねる
棺桶に入るまで詠み続けろと・・・。
第二号を待っていると励ましのような檄のような。
還暦をとうに過ぎても赤いシャツ
かんれきをとうにすぎてもあかいしゃつ
赤のラインが少し入る柄物のシャツ。
気持ちが引き締まるようでよく着る。
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