今日の川柳
厭戦の人生百年一文字
えんせんのじんせいひゃくねんいちもんじ
人生百年時代、かつての大戦の苦い経験を活かす努力が求められている。
8・１５孫の嵐が吹き荒れる
はちいちごまごのあらしがふきあれる
ここ三日、高1の孫娘を預かっている。
彼女は嵐の大ファンである。
妻も付き合わされ、昨年など札幌までコンサートに同道したほど。
拙宅にいる間、嵐のDVDを何枚も持ち込んで、ご機嫌である。
ワーケーション残してパンチの三枝子逝く
わーけーしょんのこしてぱんちみえこゆく
60年代の始め大ヒットしたワーケーションならぬ「VACATION」。
今日の川柳
大戦と震災疫病寄る齢
たいせんとしんさいえきびょうよるよわい
コロナ禍は現在進行中、先の大戦も実は７５年経た今も未解決の事案を種々持ちこしてきている。
そしてその間、東日本大震災もあった。
ここまで生き永らえたのもなにかの縁。
小生の心中にはどうやらそれらが一つの大きな塊となっているようです。
惑わされオーボエ奏者は席を立つ
まどわされおおぼえそうしゃはせきをたつ
ベルリオーズ作「幻想交響曲」第3楽章「野の風景」。
彼が仕組んだ楽中劇。
2人の羊飼いが笛を吹きかわすという設定。
オーボエとイングリッシュホルンが掛け合う。
ただしオーボエは舞台裏、イングリッシュホルンは舞台上で演奏するという奇抜さ。
憎々しシミのＣＭ弱み突き
にくにくししみのしーえむよわみつき
最近のＴＶＣＭ．
人の弱み、いやなことにつけこむようなものが多い。
今日の川柳
この暑さ折り畳んで仕舞う夜
このあつさおりたたんでしまうよる
夜は緩めに冷房を入れて寝ている。
だんだん贅沢になってきました。
しかし後ろめたさがちょっぴり残ってはいるんです。
空雷雨虹を残してまた明日
かららいうにじをのこしてまたあした
2020/8/13
雷三日の二日目の昨日。
埼玉県は一昨日に続いて大雨・雷だったが、ここ横浜は空雷雨となった。
孫娘預かり婆は蘇り
まごむすめあずかりばばはよみがえり
部活の関係で家族旅行をキャンセルした高1の娘孫を三日間預かる。
妻はその間、彼女の衣食住に躍起だが一方で体育祭の衣装作りを頼まれ張り切っている。
今日の川柳
アリマキも世話役不在この暑さ
ありまきもせわやくふざいこのあつさ
黄色のハイビスカスの花芽にとりついたアリマキを蟻が毎日世話をやいている。
しかしここ数日来の暑さでは、さすが働き蟻も世話を諦めたようだ。
こんなこともあるんですね。
大雷雨諫めてみたが容赦せず
だいらいういさめてみたがようしゃせず
前日の予報通り、ここ横浜も昼から夕方にかけて激しい雷雨に見舞われた。
横浜では総雨量４０ｍｍ。
蒸し暑いが気温が３３度から２８度へと急降下、だいぶ楽になった。
柿の蔕（へた）しつこいシャクリピタと止め
かきのへたしつこいしゃくりぴたととめ
しつこいしゃくりに効く漢方薬があるんですね。
