私ごと、暑い暑いと思い、脳はまだまだ夏だと思っているんですね。
やがて季節が進んでいることに気がつき、毎年この時期やらなければならない事を思い出すと焦ってしまいます。
そのひとつが、家庭菜園に欠かせない“稲わら“です。
ここ数年、温暖化が進んで、稲刈りが早くなってきています。
青森県内は今年も9月上旬から中旬にかけ稲刈りが始まりました。
もちろん雨などで多少のずれはあります。
その稲刈り、終わった後に出るのが稲わらです。
ひと昔前までは、稲わらを燃やしていたのですが、わら焼き公害(煙で視界不良により交通への影響や健康被害、洗濯物への匂いなど)が叫ばれ、今ではほとんど見られなくなっています。
稲わらを活用しようという動きもあり、青森では、“ふりーでん“という取り組みも行われています。
刈り取った後の田んぼに“ふりーでん“の旗が立っているところは、田んぼに入って自由に稲わらを持ち帰ることができる仕組みです。
ただ、この稲わら、昔は稲が束になっていたものがほとんどですが、今日刈り取りと同時に米だけを収穫し、粉々になった稲が田んぼに残ります。
ですから、稲わらをかき集めるのが大変です。
自身、毎年のように“ふりーでん“を探してはもらいに行こうと車で走るのですが、一度も利用したことがありません。とても集めることができません。
今は、稲わらを束にして笠懸する農家はほとんど見られませんから。
先日も、青森市がネット上に公開している“ふりーでん“の地図をもとに市内を走り回りました。
目当ての田んぼ近くで一面黄金色の稲を眺めているのでしょう?おじさんを発見しました。
話を聞くと、数日前の大雨で田んぼがぬかるみ、稲刈りをいつにするか見定めているのだそうです。
こちらが、“ふりーでん“を探しまわっていること話すと、なんとこの方、刈り取りの後、稲わらロールを作って欲しい方に譲っていることがわかりました。
今日、その田んぼへ行ってみると、既に稲刈りを終えて稲わらロールを作っているところでした。
先日は初対面でしたが、覚えていてくれて、早々稲わらロールを6個譲ってもらうことにしました。
来年以降も譲ってもらうことを約束し帰路につきました。
とてもありがたいですね。感謝感謝です。