『あおまんとじゃあなる』

『本』と『ビール』と『泡盛』があれば、とりあえず幸せなのです

年末読書日記4

2007-12-28 22:39:00 | 『素人独断読書日記』
『英傑の日本史 新撰組・幕末編』  著 井沢元彦氏

『逆説の日本史』シリーズでお馴染みの
井沢元彦氏が書いた個人個人にスポットを当てて
井沢氏独自の視点で斬った日本史です
今回は幕末~明治維新ごろに焦点をあてています

『アマゾン』のレビューなどでも
このシリーズ(単行本ではシリーズ化されています)のほうが
『簡潔で読みやすい』とか
『井沢氏の「くどさ」がなくわかりやすい』など
概ね肯定的意見が多いようです

ワタクシ自身も『逆説の日本史』シリーズで
時折見受けられる井沢氏の『強い』思い
時々閉口させられますが
今回は一人一人(だいたい5ページほど)簡潔で
それでいて分かりやすく興味を引きやすい文章でまとめられていると
感じました

ところが
実はそれより前に
『大江戸曲者列伝 太平の巻』
『大江戸曲者列伝 幕末の巻』
『幕末 バトル・ロワイヤル』
いずれも 著・野口武彦氏 新潮新書刊
を読んでいて
これがまたとにかく笑いもある面白さだったため
『英傑の日本史』がいまひとつに感じてしまいました

理由は
井沢氏がイイ意味で真面目なのに対して
野口氏は日本人が大好きな<ゴシップ>をふんだんに取り入れていたからでしょうか?
やはり日本人はゴシップ好きですからね~

そのせいもあって
今回の井沢氏の『英傑の日本史』は独断ですが ☆☆☆

名古屋出身の井沢氏への提言
あまりエコヒイキしないようにしましょう