『あおまんとじゃあなる』

『本』と『ビール』と『泡盛』があれば、とりあえず幸せなのです

如月読書日記2

2008-02-26 20:31:39 | 『素人独断読書日記』
今月読んだ本をピックアップ

『ローカル線ガールズ』 著 嶋田郁美

『がんばれ!銚子電鉄』 著 向後功作

共に地方ローカル線(福井県/えちぜん鉄道と千葉県/銚子電鉄)に
勤める著者お二人が
一度は廃線(福井県/旧京福電鉄)、廃線危機(千葉県/銚子電鉄)から
地元沿線住民とインターネット利用者の
願いと行動で復活した実話を丹念に書かれた本でした

特に感じたのは
「あってあたりまえ」の鉄道が
いざ使えなくなると
「とんでもないほど困る」ということが
ヒシヒシと感じました
(ちょうど北海道は土曜・日曜の冬台風で全交通機関がマヒしました)
(天災とはいえ、運行していて当たり前が、いざ使えないとホントに困ります)
(もっとも人災(先日の新千歳空港で起きた日航機トラブル)に対しては
 もっと毅然と抗議すべきなのかもしれません)

さらに
これは『銚子電鉄』に書かれていたことですが
電鉄の危機(資金繰り)を正直にインターネット上に掲載したところ
あっという間に(ホントにあっという間だそうです)
支援の輪が広がったということです
著者である向後氏も
「テレビで取り上げられるだけでは、すぐに忘れられていたと思う」
と書かれていましたが
今更ながらネットの力
思い知らされた気がします

『鉄ちゃん』と名乗れるほどの鉄道ファンではありませんが
どちらの鉄道も一度乗ってみたいな~と思っています

どちらも☆☆☆☆☆
仕事でイライラしたのを
家にまで引きずって帰ってきたときに読むと
なんだかホッとする本なんですよね