トラの日記 

埼玉県在住のトラの日記。気になったもの何でも書きます。ご意見ご感想お待ちしてます。

インディアンパシフィック号 その2

2010年05月06日 09時52分42秒 | オーストラリア留学記
地平線の彼方まで続く赤いステップ地帯を走るインディアンパシフィック号。

2日目は世界一長い直線(約480キロ)を走ります。


見よこのどこまでも続く平坦な大地(笑)

ナラボー平原、アボリジニの言葉で「なにもない」という意味だそうで、その言葉通り赤い土と青い空以外何もありません。

たまーに見ることができたのはカンガルー・野良牛・野良ラクダ。
オーストラリアには広大な砂漠があるのでラクダがいてもおかしくはないのですが、もともとはオーストラリアにはいなかった動物です。きっと中央の砂漠で使われてたラクダがもうちょっと住みやすいナラボー平原に逃げてきちゃったんですね。


列車は途中で「COOK」という駅に停ります。
「クック船長」の「COOK」でしょうか?オーストラリアの街々にはクック船長ゆかりの場所や建物などが保存され観光地として利用されております。


車内放送で「しばらく停車するのでみなさん降りてお散歩することができます。駅のホームからは出ないようにしてください。」という感じの意味の放送。写真を見る通り駅にホームなんかありません。オージージョークですね。


一週間に一度、長距離列車が補給のために停る以外はほとんど外部との接触がないこの土地。上の画像は学校なんだそうです。


再び列車は走りだします。ゆけどもゆけども平坦な大地。夕暮れに近づくとようやく緑の森が見えてきました。やっぱり植物を見るとほっとするものですね。


さて、夜の8時頃もうひとつの駅に停ります。金鉱都市「カルグーリ」です。
この街は1890年頃に金が発見されて未だ金が取れ続けているという強者金脈を持っているそうです。皆さん街のレストランでお食事タイム。


そして一晩明けるとまたまた平原。朝の9時過ぎには無事に終点パースに到着となりました。


この列車の旅の醍醐味は今まで見たことも無いような風景を楽しむことができると言うことと、人との出会いなのかもしれません。寝台車は別としてレッド座席になると狭い空間に40時間も同じ人達がずっと座っていることになります。自然と降りる頃にはみなさんお友達になっております。ただ自分の場合はあんまりしゃべれませんでしたねぇ。「キャメル!キャメル!」と言ってみたり皆んなに合わせてニコニコしてるくらいだったでしょうか。降りるときに後ろのおじいさんから「君あんまりしゃべらなかったね。楽しい旅だったかい?」ときかれました。「楽しかったよ」とは答えましたが、もっとたくさん喋れていたらもっと楽しい旅だったのかも・・・。
一つ一つ反省ですね。

さて次はパースの野望編と言うことになりますかね!!

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2 コメント

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同感です… (みっきー)
2010-05-06 22:14:34
インパシ良いですね~
でも40時間ですか…、おがまるより長いですね。
私も1人で旅行していた時に現地のツアーや長距離バスに何度も乗ったことがありますが、言葉の問題では同じような思いを何度もしましたが、40時間はきついです…
オーストラリアだけでなくヨーロッパの長距離列車の旅は憧れなんですが、同じような心配があります…
不自由なくコミュニケーション取れると、もっともっと楽しめますもんね…

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そうなんですよ・・・。 (しんちゃん)
2010-05-06 22:37:40
おが丸(日本の)場合は隣の人と「どうも」とか「スイマセンね」とか笑顔で声かけをすれば十分なのですが、海外はほんとに他人との垣根が低いのであります。
(ただ、例外は日本のユースホステル。同じ宿に泊まった人はしゃべって当然という雰囲気を持った人が多いです。)

隣りに座った人とはしゃべって当然くらいの意識がありますよね。

でもこういう体験をすると言葉の大切さを再認識します。

ヨーロッパの鉄道旅行は確かにあこがれますねぇ。シベリア鉄道なんか乗ってみたいなぁ・・・。
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