気付きました。合気道 今日の稽古 番外

先日の稽古のおわりに高校生の男の子と話しをしておりました。

最近は就職難で自分の将来が不安なのだそうです。

そこでアドバイスしたのが、ただ生活するために仕事をするという意識だけでは就職するのは難しいし、たとえ就職できても生活していけるだけのお金を稼ぐことは難しいということ。
そして、趣味を持っているのかどうか？と言う質問をしました。
大抵の人は音楽鑑賞や映画鑑賞を趣味と言います。
ですが、そんなことは誰でも好きですし、悪い言い方をすれば暇つぶしとも言えるくらいの人もいるのかもしれません。そんなものは趣味とは言わないと思うのです。
その時に僕が聞いたことは本当に好きなことが一つあってそのことならなんでも知っている、どんなことでも自分にきいてくれと言えるようなものがあるのかどうかということです。それを突き詰めていったときにその趣味そのものが仕事になったり、その他のことでも仕事につながったりするものだということです。

では、そんなことを話した自分自身はどうなのでしょうか？

私の趣味と言えば、「合気道」「魚釣り」「珈琲」「アウトドア全般」。

上に書いたものは合気道をぬかせばあくまでも楽しみとしての趣味であり自分が楽しければ他のことは問わないと言ったものばかり。
合気道は自分の中で趣味というよりも自分を磨くための生活の一部と思っておりますが、合気道のことなら何でも聞いてくれというレベルには到底届いておりません。
学生のころに一時期プロを目指したものがありまして、そのころはその世界ではそれなりのことをしたという自負はありますが、今現在ではすっかり技術も知識も錆ついてしまいました。

今自分が身を置く本業の世界ではどうなのでしょうか？

とてもとても高校生君に行ったようなレベルには達しておりません。

修行が足りないと、自ら言った言葉から思い知りました。