白い花の唄

笛吹カトリ(karicobo)の日記、一次創作SF小説『神隠しの惑星』と『星の杜観察日記』のブログです。

もろびとこぞりて (その3)

2024年12月20日 16時11分11秒 | 星の杜観察日記
 祝勝会は御曹司のスピーチで始まった。「あの子は生まれた時、息をしてなくて僕がこう、息を吹き込んで……」と涙ながらに語ると、「また始まった」「よっ、名調子」などと牧童たちや厩務員からヤジが飛ぶ。どうやらいつも言っているらしい。「トレーニングを始めると、今度は脚の故障が多くて、デビュー戦でも優勝したと思ったら骨折。本当にハラハラし通しでした。しょっちゅう里帰りしてくれる点は親孝行でしたが、その度に育 . . . 本文を読む