17音の記録 やぶにらみ

気が向いた時の記録

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目借時

2023-04-25 06:31:39 | 日記
水口の土新しく目借時

季語 目借時  蛙の目借り時(かえるのめかりどき)の傍題。春も深まる頃



















































水口の土新しく目借時

季語 目借時 蛙の目借時(かわずのめかりどき)の傍題。春も深まる頃。人は眠くてたまらなくなる。これは蛙が人の目を借りていくからであるという俗説に基づく俳諧味の季語である。この時期は蛙の交尾期であり、異性を求めてしきりに鳴きたてる時期であるので、「目借り」とは本来「妻狩る」あるいは「雌離る」であるとも言われるが、俳句ではやはり「目借り」と読むべきであろう。歳時記抜粋。

掲句 水口(みなくち)水田の水の出入箇所。

例句 薬飲むための食餌よ目借時  平林孝子
















石鹸玉

2023-04-24 06:22:26 | 日記
虹色に塀を歪ませシャポン玉

季語 石鹸玉 石鹸を溶かした液に、麦藁、葦などの管の一方の端を浸してから吹くと、日の光を受けて、美しい五色の泡の玉が空中にいくつも飛び出す。これを石鹸玉という。延宝五年頃(1677)頃、初めて江戸でシャボン玉屋が行商して流行らせたという。この頃はその液に無患子(むくろじ)の実の皮を溶かしたものなどを用いたが、明治以降、石鹸液となった。今では管はビニールのストローかども使われている。春の陽光にふさわしい景であろう。

例句 流れつつ色を変へけり石鹸玉  松本たかし

花苺

2023-04-21 07:33:17 | 日記
タクシーで土の購入花苺、

季語 花苺 苺の花の傍題。バラ科の常緑多年草。苺は種類が多く、山野に自生する草苺や蛇苺、ハーブの一種ワイルドストロベリーから食用種のオランダ苺まで様々だが、苺の花といえばオランダ苺の花をさすことが多い。原産地は南米だが江戸時代にオランダから入ったのでオランダ苺とよばれている。葉は地面の近くに密生し、葉の間から花茎が伸びて晩春に白色五弁の花を開く。花托が発達して果実の苺となる。手軽に栽培できるので、プランターなどに植えて花を楽しみながら実を待つのも春めいた気分で楽しい。

例句 惜しみなく日をふりそそぎ花苺  水原京子