週末、ホッと一息です。
結局このブログの行く末を考えることができない一週間でした。
いろいろ思うことを綴ります。
◎スコットランドの独立問題
民族意識からすると独立したいが、
いざ、独立したら経済や社会福祉の問題が重くのしかかる…。
そんな大変難しいテーマの投票だったと思います。
投票結果は独立せず。
ただし、自治権の拡大については大きく前進したようですね。
もし、自分自身がスコットランド人だったらどちらを選ぶだろうか…。
ふと、考えてしまいました。
答えはそう簡単には出せませんねぇ…。
地続きの大陸に多くの民族が共有する環境で暮らす人々にとって
民族の誇り、アイデンティティーは非常に強いのでしょう。
スペインなどでも同様の動きがあるようです。
世界は常に大きく動いているのですよね…。
◎人の話に耳を傾けるということ
昨日は税理士会の幹事会でした。
会議中、事務所の若きスタッフから「お客様からの問い合わせの回答確認」についてメールが入りました。
途中退席して、事務所へ連絡するとスタッフは私が話し始める前に
「先にスイマセン」
といって、自分の話をし始めました。
直後に問い合わせへの回答は不要の連絡が入ったとのこと…。
まぁ、確かに私が話す前に「もうその件はよくなりました」と言いたかったのでしょう…。
でも、電話をしたのは私です。
電話をかけてきた方の話を遮ってまで先に伝えることでしょうか???
まず、かけてきた相手が話して終えてから、
「その件についてはたった今、連絡が入り解決済です。」
と伝えるべきではなかろうか、と思うのです。
この対応…。
正直なところ、大変不愉快でした…
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。
その場で厳しく注意してしまいました。
実のところ、事務所の若きスタッフ…。
最近このようなことばかり続くのです。
しっかり報告することばかりに頭がいってしまい、
相手の立場を考えずに自分の話を先にしてしまったとのこと…。
でも、これって結局自己中心ということですよね。
用事があって連絡した相手より先に、自分の話をしてしまう。
コミュニケーションとしてあってはならないことです。
税理士の仕事は相談を受けることが多いです。
相談を受けることって、しっかりと相手の話を聞かなければ成り立ちません。
相手の悩みの本質は何かということをしっかりと理解しなければ、解決しようがありません。
このスタッフの行動はお客様とのコミュニケーション上でも大きな問題になりかねないので、
事務所に戻ってからも厳しく注意しました。
そんなところ、昨日のNHKで「叱られたい最近の若者」のような放送がありました。
「叱られないと不安」だとか「叱られることで成長できる」などなど、若者の心理は多少理解できましたが、
「叱る方」の立場についてもう少し描いてほしかったと思いました。
「叱られる体験の講座」なんてものもあるのですね…。
びっくりでした
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。
そこで「叱られることへの耐性」を学ぶのだそうです。
事務所のスタッフも今後どのように是正するのか問うと、
「叱られることへの恐怖感」や「話し方などのテクニック的なことばかり」いうのですが、
その背景にこういうことがあるのだと、思う反面、
そんなテクニック的なことでコミュニケーションが成り立つのか、少々疑問に思いました。
結局のところ、
「お互いに相手の立場になって、お互いの話に耳を傾けること」
このことが一番大切なのではないかと思いました。
叱られることへ悩む方も、叱られないことで悩む方も
叱る方にも覚悟が必要だということ、
このことを覚えておいてください。
はぁ…。
私もおじさんになったものです…
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