イギリスがEU離脱。
歴史的出来事だと思います。
あっという間に円高、株価下落。
日本のみならず世界の市場に大きな影響を与えました。
まさしく英国内を二分した国民投票でした。
地域によって大きく考え方も異なることも浮き彫りになりました。
ロンドン周辺とスコットランドでは「残留派」が上回ったそうです。
となると…。
スコットランド独立問題がまた再燃するのではないでしょうか。
そもそも、国民投票となった背景に
移民問題
がありました。
豊かな英国に東ヨーロッパの貧しい人達がどんどん流れていく。
そうなると、国内の雇用など経済分配の問題が広がっていきます。
誇り高き英国人気質は、離脱による経済損失よりも
自国の利益が他に回ってしまうことを嫌ってしまった…、
というところでしょうか…。
国土の広さこそ違いますが、英国と日本は同じ島国です。
その辺りの気質について、何となく「そうかぁ…」と思ってしまいました。
ただ、日本は資源にも乏しく、輸出で経済が成り立っていますから、
もしも今回のことが日本で起きたら、その結果がどうなっていたかは一概に言えないように思います。
今の世界情勢では、各国とも自国のみならず、
他国とのバランスを取りながらの政治の舵取りが求められているように思います。
国民投票という民主主義の方法は、予想もつかない結果となってしまいました。
それが世界中に及ぼすことから、この方法をとったことがはたしてよかったのかどうか?
それは英国の今後しだいではないかと思います。
週明けの金融市場。大きな打撃となりませんように…。