6月初旬、左肩の脱臼骨折という大けがをしてしまいました。
4か月かかってやっと「治癒」という診断結果をいただくことができました。
日常生活にはほとんど支障がなくなりました。
しかしながら、まだ左肩は完全には動かないのでもう少しリハビリが必要です。
その日のことを、振り返ってみようと思います。
あの日…。
ダイエットのためと夜8時半過ぎにジョギングに出かけました。
何となく、気が乗らないまま出発したことを覚えています。
そういう時にこういう事故が起きるものです。
いつもの道を考え事をしながらのジョギングで、5分が経過したころでしょうか。
何かにつまづいてしまいました。
転びそうになった瞬間、はっきりとわかりました。
踏ん張れると思ったのですが…。
勢い余って転倒…。
この体型の私の全体重が左腕にのしかかったのです。
メガネも吹っ飛びました…。
転んだ瞬間は、恥ずかしさしか思いませんでした。
すぐには立ち上がれません。
相当ひどいころび方をしたのです。
何につまづいたのかその日はそれどころではなかったのですが、
後日、明るいところで見てみるとなんと!
マンホールの段差でした。
数センチ、地面からでておりました…。
たばこの吸い殻が入り込むほどの段差でしたねぇ…。
でも、しょっちゅう人が転ぶようなところではないのです。
よっぽどのタイミングだったのだしか思えません。
本当に運が悪かったのです。
さてさて!
転んだとき、顔もすりむいたようで、多少ヒリヒリしていました。。
30秒くらいしてやっと立ち上がると、体が微妙に震えています。
そして、左腕に目をやると、肘が逆方向にねじれていて、
痛みの余り動かすことさえできません。
脱臼した…、しかし、指は動かせるから骨折はしていないだろう
と瞬間的に思いました。
両膝をすりむき、腕もすりむいているようですが、動かせないので見ることができません。
転んだ場所は消防署の目と鼻の先。
救急要請しようかと思った瞬間、救急車が発動してしまいました…。
転んだ場所はバス停の近くでもあり、皆に見られていました。
恥ずかしい思いもあり、何とか歩いて家に帰ることにしました。
転んで腕が脱臼したかもしれないと妻に一報。
マンションの敷地に入ると、知り合いの野球少年が公園で素振りの真っ最中。
「久しぶり!元気でやってるかい!!」と声をかけるも
私の曲がった左腕をしっかり見届けていました。
「はい」としか彼も返しようがなかったのでしょう…

。
そのまま、帰宅すると私の哀れな姿に家族はビックリ仰天。
左腕の肘が変な方向を向いている以上に、左腕の擦り傷が強烈だったようです。
すかさず、タクシーで病院に行きました。
タクシーに乗るのも痛みの出ない姿勢を取るのに一苦労です。
やっと着いたら、激混み…

。
立っているのも、座っているのも痛みで辛い状態でした。
込んでいたせいか、元気な子供たくさんいました。
走り回るのなんの…。
子供だから仕方がありませんが、私の左腕にさわらせないようにあっちこっち逃げ回っていました。
し・か・し…。
油断していたところに、可愛らしい女の子が、かる~く、触ってきました。
普段なら全く気にならない程度の接触でしたが、この日の私にはそれが、激痛を呼びました。
怒ってもしょうがないので我慢我慢と言い聞かせて、やっとレントゲン撮影の順番が回ってきました。
ここまで待つこと1時間余り。
立ったり座ったりを繰り返しながら、撮影後も痛みに耐えながらただ順番を待つだけです。
と、そのとき…。
左肩に何とも言えぬ激痛が走りました。
痛みが一段落したらなんと、肘が元の角度に戻り動くではないですか!
よくわかりませんが、人間の体をもとに戻そうとする力が働いたに違いないと勝手に思っていました。
そして、撮影から待つこと2時間近くでやっと診察を受けることができました。
先生はレントゲン写真を見ながら、
「脱臼骨折ですね。場合によっては手術もあり得ます」と初診の一言…。
えっ…、手術???転んだだけなのに?????
と私の頭の中は真っ白に…。
何とか手術回避をしたい一心で、待っている間に脱臼が治ったのではないかと大アピール。
先生は、「このひどい脱臼でそんなことはありえない」と冷たく一言…。
さらに、
「それから、その擦り傷。本当は消毒治療したいところだけど、
今はそれどころではないから、自然治癒にします」
と、腕の擦り傷のこともおっしゃっていました。
ちなみに擦り傷は三角巾が血で汚れるほど…。
その位置が自分で見ることができず、三角巾の汚れ方がひどいことから
相当な擦り傷だったのだろうと推察しました。
治癒した今、その傷跡がまだ残っているほど、ひどい傷だったのですね。
さてさて。
早速、脱臼整復の治療に入りました。
「かなり痛いですよ~」と言いながら腕を引っ張る先生。
確かに痛いのですが、先ほど味わったほどの痛みではありませんでした。
2度引っ張られ、もう一度レントゲンを撮って改めて診察。
そのとき、脱臼は治っていました。
うまく入っていたようで、手術はおそらく回避できるであろうとのこと…。
一安心でした…。
しかしながら、骨折は当然治りません。
三角巾でつるし、動かないようにしっかりと固定用具で体を縛りつけられました。
私のこの固定姿、多くの方が見たことかと思います。
1カ月の固定が必要とのことです。
全治にはリハビリを含めて最低4か月、最長で年内いっぱいという診断でした。
転んだだけで全治4カ月とは情けない…、と思っていましたが、
いざ、その4か月が経過してもまだ完全には戻っていません。
肩の怪我は大変だということを実感しています。
さてさて。深夜2時半頃に帰宅。
我が娘は寝ずに待っていてくれました。
相当心配かけてしまいましたね…。
と、ここまで怪我の当日の夜の出来事でした。
かなり長くなりました。
思い返すと大変なことでしたねぇ…。
続きは次回にまた!