Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

てのひら

2007-09-05 | Weblog
左右不均衡な門の前に 立つわけにはいかないから
まだ こんな抜き足差し足の時間のなかで
どうしようもなく もがくしかない

陽射しばかり 浴びていられない
日陰にばかり いてもいられない

手を伸ばし続けていれば 何かに触れられるだろう
何かに触れたら
大事にね

たった今の中で 到達した何かを
手のひらの中に

欠伸してる間に 
離さぬように

僕の手のひらには
何があるんだろうな?

異国の横断歩道を渡る四人組は
あの日以来
何を掴んだのだろう?

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風穴

2007-09-05 | Weblog
日常のなかに、喜怒哀楽がどれくらい詰まって
各々の感情は、どんな比率で用意されているのだろう。
もしかして、「喜」や「楽」を安易に逃してしまっているかもしれない。
もしかして、「哀」や「怒」ばかりに敏感になっているかもしれない。
または、喜怒哀楽の間間にある他の感情
そのまた間間にある、微妙な感情
逃してはいないだろうか?
見逃したり、聞き逃したり、手放してしまったり
しているのやも。
世の中に起こる様々な現象。僕らのそんな数限りない感情とは
切っても切れない関係にある。恐らく。
どれだけ感じて、どれだけ想像して、どれだけコントロール出来て、どれだけ
人の感情に関心を寄せられるか。
一人の人間を創り上げるのは、その他大勢のそんな感情によって支配されたりする。
人にどれだけ、思いを持てるか。
関心を寄せるだけでもいい。
色眼鏡はいらない。
出た杭は、打つ必要ない。
可能性を広げてあげるには、何が必要だろう。
どこか一つでも、一カ所でもいいから、逃げ場を与えてあげること。
自分の喜怒哀楽ばかり優先させず、私情ばかりで相手を追いつめないこと。
考える余地を与えること。
どんなシーンにも、風穴がほしい。
この地上だの、映画館だの、セレモニーだの、数限りない喜怒哀楽に手を合わせて
真摯に向き合うには
少しばかりの勇気がほしいけどな。
どんな感情にも関心を寄せて、こんな常識と非常識だらけの世界を
共に。
歩いて行けたら、きっと
最後には、「喜」と「楽」が輝いてるんじゃないかな。



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