Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

クロワッサン

2013-12-07 | Weblog

お歳暮を持って行った
ご馳走になった
支払いをした
山を越え、線路を渡り、夜空になった

クリーニングを受け取りに行った
クロワッサンと苺ジャムサンドを買った
電話を掛けた
メールを送った

見上げたら、クロワッサンの形の
月が浮かんでいた

母の具合を心配した
姪っ子の成長を嬉しく思った
姉に感謝した

ブロッコリーを食べた
食器を洗った
ファンヒーターを付けた
ソファで居眠った

この全ての間に、君思う
その全ての上に、光降る
日常の中にしんしんと













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星降る街で

2013-12-06 | Weblog


夜行列車が宝石のように走っていく
見上げれば星が瞬いていて
心の耳を澄ませば
水琴窟のような星の音が鳴っている

星の雫が降り
何処か誰かの心に辿り着いた時
小さなダイヤモンドの欠片が
囁く
『今日の僕は気分が良い、嬉しいことがあってね
久しぶりに心から笑えた気がしたんだ』

時計の針は
『それはそれは、何よりです』
なんて答えて、また夜と朝と昼を行ったり来たり
時々、夜明けの辺りで朝日に見惚れてる

夜行列車は今頃、夜行列車ではなくなって
また夜が来るまで真珠の眠り
心の目を開けば
虹のような五線譜の上、鮮やかな音符が踊ってる

列車は走る
心の街を
乗客はダイヤモンド
君の瞳から生まれたような
















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2013-12-05 | Weblog


庭の山茶花が日の光に輝く
言葉と旋律とが織り成す世界

あんなに落ち込んでいたのに、日の光
あんなに制御出来なかったのに、音の光

再生される心
動き出す呼吸

僕を救うその存在は
いつも、いつまでも救世主

その背中に生えた羽
その肩から生まれる音楽は

まろやかにこの心を飛びまわり
福与かに僕の中へ着地する

君のその大きな羽は僕の大事な
救世主











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照らす

2013-12-03 | Weblog

仲良くさせて頂いている、職場の先輩が一人いて
どっちかと言えば口数の少ない自分に、色んなことを
活き活きといつも話してくれるから
こちらも、『ええ、はい、そうですかぁ、ほほぉ…なるほど』なんて
ほぼ聞役ばかりだけどお世話になっている。
明るくて元気な人なのだよ。

昨日、ここにも書いてしまったとっても落ち込んだ上司のことは、
その先輩にも報告(会話で自然にそうなって)していて
そんな自分のことを先輩は心配して頂いていたらしく
今日は先輩の休日だったところ電話を掛けてきてくれ、励ましてもらってしまって
何だかその優しい言葉を聴いていたらまた目からしょっぱい液体が…(T_T)
恥ずかしいったらない、トホホ。

人間は遥か昔、海から生まれたというけれど
汗や涙って本当にしょっぱいのだなと思う。
やっぱり僕は情けないなと同時に思う。
優しさがとても沁みたなぁ。

上司が言った言葉は心にグッサリくるし
先輩の言葉は心を優しく包み込む。
言葉というものは変幻自在、その人、その人で随分と趣きや作用が変わる。

言葉を扱う人間に生まれたからには
日々、喋る、書く、そんな言葉(文字)に少しでも関心を持っていたいし
なるべく気を付けていたいかも、なんて、今回思ったな。
…のわりに…落ち込んだ内容なんて書いてしまって、申し訳ないですm(_ _;)m
あまり、愚痴とか書くのは好きでないのだけど
昨日はあまりの落ち込みに書いてしまいました。(ごめんなさい)

と、謝ってばかりの僕だけど
とりあえず、パワハラの類にならないことを祈りつつ(それはないか…?)

今夜も、
僕の大好きな星空と、温かい部屋と、音楽に心を寄り添わせて
一日を送り、また迎えるのだ。
あと少しで昇ってくる太陽の光を見つめたいのだ。
そしてまた星空が出るまで
それまで僕を守っていてください、色とりどりの日の光。





あの時、僕は止めようがなかった湧き起こる感情を
この時、制御できなかった自分の気持ちを振り返る

辛辣な言葉は、心の弱い部分を砕く
慈愛の言葉は、心の弱い部分を癒す

あの人は、でも、その瞬間を正直に生きていたのかもしれない
その人は、また、そのせいいっぱいに僕を励ましてくれていた

どっちも受け止めなければ
正直さと優しさと、僕の心の脆弱な波打ち際

こんな時、隣に君がいたらどんなにいいだろう
その中で安心して、朝にはきっと眩しい光が全てを
照らすのだろう












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在り処

2013-12-02 | Weblog

さんざんな日も、時々、ある。

カッターを使用中のこと、自分の指があることに気付かず
切ってしまった左手中指。(>_<)
鋏を使用中、自分の指までチョッキンと切ってしまった、大間抜けな僕。
仕事で何とも簡単なミス。
上司に叱られるが、そんな言葉で言う?!…という台詞に涙。
しかし上司の前だけは泣くことはしたくないから堪えてみた。
こんな、情けない僕である。

ミスしたことは悪いと思う、反省すべきことである。
しかししかし、それ言ってはダメでしょう?…なことは、やっぱり
心の柔らかい部分にグッサリと来てしまう。
そんな棘はなかなか抜けない。
しかしでもね、それが社会の洗礼みたいなものでもある…のかもしれない。
ミスをしたことは間違いないのだから。


晩御飯を食べ、ソファに座り
思い出しては落ち込み溜息をつき
いつもの如く、いつの間にか
深く居眠り。

目覚めてシャワー浴びて(いつもは湯船だけど)
気付けば、朝日が昇ろうとしていた。
朝日が観たくてカーテンを開けてスタンバイ。
昇って来た太陽はそれはそれは眩しく輝いていて、
その姿が現れた途端
カーテン越しに温度を感じる、温度が生まれたその瞬間。

放射される光は金色と白と橙と紫。
光に満ちたその景色に
さんざんな出来ごともいつの間にやら光の中に融けていくようで。

毎日色んなことがあるよ。
いろんなことがある…って言っても、僕の世界は狭いだろうから
そう大したことないのかもしれない。
そんな中で、今日はこんな日だったけど、明日はどんな日になるのだろう?
昨日は出来なかったけど明日は
もしかしたら出来るのだろうか?それともまだ出来ないだろうか?
なんてね、手探りの毎日だ。
いい大人なんだけど、それでもすぐ明日の未来であっても
予測不可能な手探りの日々なのである、そんな僕なのである。

明日は何ができるだろう?
どんなことがあるだろう?
それは、僕にできることだろうか?
できなかったら、またチャレンジする機会があるだろうか?
一つ一つのハードルや壁を乗り越えて
気付けば自分のなりたい姿、行きたいところで、寛いでいたりするのだろうか?

カーテンを開けるとそこに太陽がいて、
青空があって
町の音がささやかに聴こえてくる。
日常の中の音楽が今日も僕の元にやってくる。




君は今日を生きて
僕も今日を生きる

それぞれの日々
それぞれの在り処

手探りでも今日を歩こう
君はどんな物を手に今日を歩む?

それぞれの線が重なったその場所で
昇る光を見つめて
生み出す、今日という日
その希望の中に











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