『お風呂先 いただきましたぁ゜ーーーー♪』
勢いよくお風呂から出てきてリビングへと進むと
先週買った白いソファの上で大谷が横たわってた。
『大谷ぃ 寝とるん?』
つんつんとほっぺたをつついてみても
身体を揺らしても 大谷の反応は0に近くて…
今日疲れたってゆうてたもんなぁ
ここまで眠りこんどるんは珍しい。
お姫様だっこしてベットに運ぶのも出来ん事ないけど…
とにかく風邪ひかんようにって毛布を出してきた。
『ほんまに気持ちよさそーやな(笑)』
空いてるスペースに腰を降ろして大谷の寝顔を眺める。
長い睫に 色素の薄い茶色の髪の毛。
男の子にしては綺麗な肌は ほんまにうらやましい。
『そうや(笑)』
あたしは自分の膝に大谷の頭をのせてみた。
これぞ膝枕やねん。
んぁ…なんかあたしもねむぅーなってきた。
大谷の寝顔を見ながら あたしは瞳を閉じた。
END