『なぁ 大谷♪』
『ん・・』
リサはオレの腕にしがみついてデヘヘと笑った。
『大谷 さっき あいしてるってゆってくれましたよねぇ』
『なっ』
確かにゆうた嘘でもなんでもない本心
けどそれは その行事の流れというか・・
関西人としては かゆくなる言葉というか
ハズい言葉
<愛してる>
『あたしぃ 愛してるなんて言われたんはじめてやもん』
そりゃそうやろ
ちゅうか他の男に『愛してる』とか
ゆうて貰う必要もないやろ
あんなハズい言葉
『あっ・・』
リサが何か思い出したように声をあげ目を泳がせた
『ん? なんや』
ポリポリと頭を掻きながらリサはバツの悪そうな顔をした
『愛してるってゆわれた事あったわ』
『だ だれにやっ』
『ケイン様 』
end
<蛇足>
ボカっ!!!!
『いたぁ 殴らんでもええやんかぁ 愛してる奥様』
『お・・奥様!!』
『せやかてあたしら結婚したやん』