JAZZ PIANO で行こう

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バッハのariosoをジャズ曲に

2018年04月26日 | クラシックのジャズアレンジ

昨日、ジャズピアノレッスンをした生徒さんにお渡しした


ariosoの曲はヨハン・セバスティアン・バッハ作曲の有名な


曲ですが、調はあえて、A♭です。原曲はGなのですが、


あえてフラット系にしたのは、JAZZとして演奏するなら、


フラット系も必要だと思ったからです。

 

生徒さんは、小さな頃から、

クラシックピアノの経験があるので、

初見でもかなり弾ける人ですが、

メロディーを見て、コード付が出来ません。

レッスンでは、必要に応じて、

コードやスケールの勉強もしてもらいますが、

一番勉強になるのは、自分でコード付をすることです。

 

ベース音とメロディを見ながらコードを自分でつけて

いってもらいます。

だんだん慣れてくると、自分で付けられるようになりますし、

またコードによっては、よりjazzyになるようにアドバイスを

することもあります。

そういうアドバイスをすると、生徒さんはけっこう

喜ばれます。

ポップスのコードと違って、JAZZをより

JAZZらしく響かすには、やはり理論的にも

破綻なく、コードを増やします。

そうすることで、響きがより美しく繋がります。

 

 

この技法をリハーモナイゼーション reharmonization 

というのですが、いわゆるバークリーメソッドなんてことを

言い出さなくても、ビル・エヴァンスなんかが演奏する際に

使っていた技法です。

 

いわゆるクラシックの和声とはことなりますが、

このリハモ (とあえて縮めて言いますが) は

簡単に言うと、ドミナント・モーションを

挿入してくことで、コードを複層化できます。

 

これもたくさんコードを入れればいいのかというと

そうではなく、これはコードに対するセンスの問題になってきます。

リハモは足し算の世界ですが、引き算することも大事かと思います。

 

 

 

 

 


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