このUNA CORDA はもともとピアノで言う
一本弦のピアノの名称です。
低音源はどこのピアノも一本弦です。
ただ、中高音の弦に一本弦を採用しているのは
ベーゼンドルファーやディアパソンでは
ないでしょうか。ピアノの特性上
一つの音を一本の弦よりも
2本の弦で鳴らしたほうが
強い音が出ます。
ピアノがオーケストラと対峙して遜色ない音を
出すように設計するために、
一本弦の採用は見送られたのでしょう。
さて、一本弦のこのUNA CORDAという音源は
音源のための音源というよりは、
実際に実機を制作し、その新しい楽器から
直接録音した音源で、ある意味、冒険的音源とも言えます。
この楽器の性格上、とても繊細かつ、
モコモコ感満載の、いわゆる環境音楽的でかつ
アトモスフェリックな音楽を作る上では
なかなか刺激的音源です。
ぼくは、この音源とても好きです。
ボカロの伴奏なんかにはとてもいいんじゃないかな。
それと実験的なジャズ音楽にも
いいと思います。
ぼくは昔からピアノの音が好きで好きで、本当に
ピアノの音に飽きないのですが、(もちろんギターも好きです)
でも、このUNA CORDAはピアノにしては押しの弱い
音質でもあるので、使い方は限られてくるかと思います。
アンビエントな音楽にはもってこいですね。
明日は実際の使い方に入ります。
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