ついに調律師さんが来てくれて、
3時間強の時間をかけて調律してくれました。
以前はベーゼンドルファーの日本支社で調律をされていたそうで、
ベーゼンのことも詳しいし、ピアノから音が立体的に立ち上がるように
調整しているとおっしゃっていました。
音が立ち上がるといのは、武満徹さんがいっていましたが、
ピアノによっては音がぺちゃっとした平板な音しかでない
ものがありますが、そういうピアノで何を弾いても
インスピレーションが湧いてこないものです。
そういう立体的な音が出るように、これは無理なお願いかもしれないけど、
ベーゼンドルファーみたいな音が出るようにしてほしいと、
お願いしたら、それに近づけるように調整します。
実際、YAMAHAの浜松工場から出荷された状態では、7割
あとの3割は調律師が仕上げるものなんです、と言われました。
だから、僕は時間をかけます。
今日はこのピアノに魂を入れますと言って、午前11時から午後3時半まで休憩も取らず
ノンストップで調律されたのには感心しました。
うちの家内のアップライトの調律を1時間位音合せしかしない
調律とは偉い違うなと感心しました。
調律の結果ですか?
それは本当に見違えるほどに変化しました。
ピアノが喜んでいる、そんな音がします。
これから、このピアノをしっかり育てていってください。
そう言われて、調律師さんは爽やかに笑顔で帰られました。
プロの仕事だなって思いました。
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