JAZZ PIANO で行こう

ヤノテルの音楽ブログです。ジャズピアノの研究・指導・作曲・ライブをしています。音楽が人生の喜びです。

ひさしぶりの病院で

2014年01月21日 | 日々感じること

年齢を聞くと、その方は82才。母より2歳若いだけですが、

見るからに元気そうで声も大きい大きい、ただ耳が遠いのか

なかなかこちらの言う事が聞こえないようでした。

話を聞くと彼は海軍特別年少兵として30余命の仲間たちと

人間魚雷の準備をしていましたが、なんと友人と二人脱走して

貨物に飛び乗り無賃で和歌山の実家まで逃げ帰ったそうです。

脱走兵は死刑が相当だそうですが、

もう時効でしょう。

残された30余命の同じ少年兵は爆撃で

全員が死亡したそうです。

脱走した事が良かったのか、

回天のような人間魚雷にのっても

ほとんどが失敗していたそうですから、

当時の海軍の最終兵器に志願して

乗ったとしても、戦況に何ら変化はなく

むなしく命を散らすだけの結果になったでしょう。

純粋な若人たちの

気持ちを思うとやるせなくなりました。

目の前にいる老人のその時の判断が

正しかったのか否かは僕は答えることはできません。

みなさんはどう思いますか。

ちなみに、自衛隊では敵前逃亡の場合は、自衛隊法第123条で

懲役7年か禁固刑に処せられるそうです。

街に出ると、病院の待ち合い所にも人生が垣間見えるのです。

 

 

 

 

 


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