JAZZ PIANO で行こう

ヤノテルの音楽ブログです。ジャズピアノの研究・指導・作曲・ライブをしています。音楽が人生の喜びです。

コロナウイルスを乗り越えるには音楽が一番か

2020年04月12日 | ジャズ理論のお勉強

2月、3月の時点でコロナウイルスがここまで

ひどくなるなんて誰が予想していたでしょうか。

アメリカ・ヨーロッパの惨状は誰もが予想しなかった

レベルに達しています。・アメリカでは、貧しい層が

多い黒人やヒスパニック系の人々の罹患率が高いそうです。

 

また、若くて既往症もないのに、命を落としている人も

多いと聞きます。まだ日本では緊急事態宣言が出ても、

若者たちはタガが外れたように街に繰り出しています。

こんなときは静かに家で読書でもいかがでしょうか。

 

さて、私のジャズピアノクラスは

レッスンもこの4月はほぼ休眠状態です。

さて、そんな中私はひたすらキース・ジャレット研究を

続行中です。

 

楽譜を作りながら、小さな手でも、

弾けるようにアレンジを変えています。

キース・ジャレットだったら、

手が大きいので、左手において、

軽く1オクターブ+3音はラクラクです。

ところが、

私は1オクターブ+1音しか届きません。

ですから、とにかく自分が引きやすくなるように、

音楽性を壊さない程度にアレンジを施しています。

 

涙ぐましい作業ですが、これをしないと、

とにかく手の小さい私には

彼のように弾くのは無理なのです。

 

でもそうすることで、和音の吟味や

和音の工夫というのもできるわけです。

また全くそっくりに弾くのも癪なので、

アドリブもあえて違う音を入れたり、

全音符を細分化したり、

フレーズを変えたりしています。

 

所詮、完コピしても、

誰からも褒められることもないので、

自分流にフレーズを変化させ、

もしオリジナルを超えればそれはそれで

すごいことだと思います。

 

でも両手でキース・ジャレットのフレーズを

練習していると、なんでこんなフレーズ出てくるかな~

とよく思うことがあります。

やっぱりキース・ジャレットはちがうよね。

とつぶやいている自分がいます。

 

彼のエッセンスを吸収できて

それを乗り越えることができたら

それはそれで本物と言えるでしょう。

 

そんな事を考えながら、不要不急の外出をする代わりに

家でピアノにむかえる幸せを噛み締めています。

 

この1年は耐え忍ぶ時間を過ごすことになります。

みなさんも音楽で心をリラックスさせましょう。

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (水口栄一)
2020-05-03 15:39:38
コロナウイルスの件で書かれていますが、ひじょうに共感しました。私はジャズピアノが好きです。特にバド・パウエルのクレオパトラの夢は大好きです。
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バド・パウエルはすごい (てるさん)
2020-05-11 19:34:43
今は僕は、キース・ジャレットに夢中ですが、ジャズピアノを始めたきっかけは、バド・パウエルのピアノ演奏です。彼のクレオパトラの夢の演奏は最も円熟していた頃のものですよね。その後はお酒やらなんやらでボロボロですが、彼の音楽の輝きは今も燦然と輝いています。
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