2月、3月の時点でコロナウイルスがここまで
ひどくなるなんて誰が予想していたでしょうか。
アメリカ・ヨーロッパの惨状は誰もが予想しなかった
レベルに達しています。・アメリカでは、貧しい層が
多い黒人やヒスパニック系の人々の罹患率が高いそうです。
また、若くて既往症もないのに、命を落としている人も
多いと聞きます。まだ日本では緊急事態宣言が出ても、
若者たちはタガが外れたように街に繰り出しています。
こんなときは静かに家で読書でもいかがでしょうか。
さて、私のジャズピアノクラスは
レッスンもこの4月はほぼ休眠状態です。
さて、そんな中私はひたすらキース・ジャレット研究を
続行中です。
楽譜を作りながら、小さな手でも、
弾けるようにアレンジを変えています。
キース・ジャレットだったら、
手が大きいので、左手において、
軽く1オクターブ+3音はラクラクです。
ところが、
私は1オクターブ+1音しか届きません。
ですから、とにかく自分が引きやすくなるように、
音楽性を壊さない程度にアレンジを施しています。
涙ぐましい作業ですが、これをしないと、
とにかく手の小さい私には
彼のように弾くのは無理なのです。
でもそうすることで、和音の吟味や
和音の工夫というのもできるわけです。
また全くそっくりに弾くのも癪なので、
アドリブもあえて違う音を入れたり、
全音符を細分化したり、
フレーズを変えたりしています。
所詮、完コピしても、
誰からも褒められることもないので、
自分流にフレーズを変化させ、
もしオリジナルを超えればそれはそれで
すごいことだと思います。
でも両手でキース・ジャレットのフレーズを
練習していると、なんでこんなフレーズ出てくるかな~
とよく思うことがあります。
やっぱりキース・ジャレットはちがうよね。
とつぶやいている自分がいます。
彼のエッセンスを吸収できて
それを乗り越えることができたら
それはそれで本物と言えるでしょう。
そんな事を考えながら、不要不急の外出をする代わりに
家でピアノにむかえる幸せを噛み締めています。
この1年は耐え忍ぶ時間を過ごすことになります。
みなさんも音楽で心をリラックスさせましょう。