JAZZ PIANO で行こう

ヤノテルの音楽ブログです。ジャズピアノの研究・指導・作曲・ライブをしています。音楽が人生の喜びです。

Toots さんとの対話

2014年02月19日 | クロマチックハーモニカ

毎晩仕事が終わって半時間ほどですが、Toots さんと一緒に吹くのです。

その息づかい、フレージング、アドリブの流れをとにかく真似する

ところからいろんなものが吸収できます。

その音楽的センス、アドリブのすばらしさ、音楽感、人間性において

世界でこれほどのハーモニカ奏者は

いないでしょう。不思議なことに

毎日同じ曲を真似していると、音がすごくよく聞こえて

くるのです。

フレーズが手に取るように理解できることがあります。

彼のフレーズがハーモニカの特性によって作られているのも

手に取るようにわかります。あえて言えば、その特性を

見極めれば、囲碁の定石のようjに,フレージングも

自分のものにできるのです。

このように毎晩Toots さんと対話することによって

得るものがものすごくたくさんある訳です。

これはコピーして譜面を

書くという行為よりも、まさに鳥が歌を習うように

言葉は良くないですが、

ただひたすら師匠の呼吸を盗むということなのです。

それができて初めて自分のオリジナルな物が

出てくるはずです。

もっとも恥ずべきはそのコピーで満足してしまう。

あるいはそのコピーで終わってしまって自分のオリジナリティーが

出てこないことでしょうか。

オリジナルな音楽性は

ハーモニカを吹いているだけでは

出てこないと思います。

多くのブラスバンドの高校生や大学生の

奏者も実にその演奏はうまいです。プロも顔負けです。

しかし、実際のところアドリブも何もかも譜面に起こしたものを

練習によって正しく吹いています。

アドリブパートは純粋なアドリブでなく、

譜面に書かれた決められたアドリブです。

そこで止まっている限り

音楽にオリジナリティーはない訳です。

そこが一番の課題ですね。

自分の練習もまずは完璧にToots さんの

呼吸からフレージングからすっかり真似できるようになってから

崩していこうと思っています。

 

 

 

 

 


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